幼児教育を語るひろば

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三月はライオンのように

「三月はライオンのようにやって来て、子羊のように去って行く。」 英語のことわざにあるそうです。


3月は北風と南風が激しく競り合う季節ですから、強風が吹き荒れます。中国の諺にも、「春風の狂うは虎に似たり」、というのがあると聞きました。


三月ライオン説は、イングランドの諺で、スコットランドでは「三月はマムシの頭と共にやって来て、クジャクの尾と共に去る。」と言うそうです。

マムシが目覚める季節という意味でしょうが、日本でも3月は「啓蟄」の時期と言われ、冬ごもりしていた虫たちが動き始めます。


近くの千川上水沿いの道は、これからハクモクレンやサクラの花が美しい季節です。今年は温暖化の影響で、今日見るとすでに蕾が開き始めたものがありました。


「風の三月と雨の四月が、美しい五月をつくる。」と言われます。せっかく咲いた美しい花々が、三月の雨風に痛めつけられないように願っています。


思いがけないコロナウイルス騒ぎで、学校も休校になったり、行事やイベントも中止になったりしています。卒業式や入社式も無い学生・新入社員たちは、どんな時持ちでこの年度末を過ごしているのでしょうか?


別れと出会いの季節です。別れの涙を流したり、喜びの乾杯で祝ったりする時期です。コロナ騒ぎでそれもできませんが、諦めの気持ちを持たず! 巣立つ若人たちに幸多かれと祈ります。



東日本大震災から9年

早いもので、あの大震災からもう9年も経ちます。

私は両親が福島育ちですから、東京人よりは震災に対して関心が強いと自負しています。

今日の新聞に(朝日・朝刊)、政府主催の震災追悼式が終わることについて、被災3県の住民へのアンケート結果が報じられていました。

6割を超える人が、「やめてよい」・「やめるのはやむをえない」と答えていると言われます。ただ岩手・宮城の両県では、7割前後に達したが、福島県では4割に留まっていると言います。

福島県では原発事故も絡んでいるので、岩手・宮城両県の住民とは意識が違うのです。福島県の70代男性のこんな声が載っていました。

「風化させてはいけない。特に日本の原発事故の教訓は国内だけでなく、世界に生かしていくべきだと思う」と。


アンケートには、震災遺構の保存についても意見を求めていました。震災遺構を「保存すべきだ」・「できれば保存すべきだ」を合わせると50%で、「解体すべきだ」・「できれば解体すべきだ」の38%を上回っていました。

「保存すべきだ」で最も多かった理由は、「震災の風化を防ぎ、次世代の防災意識を高める」でした。一方で解体すべき理由で最も多かったのは、「維持管理に費用がかかる」でした。

いずれも頷ける理由で、結論がなかなか出ない根拠にもなっています。震災の復興に支障が出る理由にもなっているのではないでしょうか?


何れにしても、2021年は震災から10年目を迎えることになります。菅官房長官は「10年というのは一つの節目」と言っています。「10年一昔で、忘れよう!」 ということにはならないように願っていますが・・・




春一番

三月に吹く強風を「春一番」と言います。東京で生活している私には、春の訪れを告げる優しい風のように感じますが、本来は漁師さんたちが恐れた春の突風のことなのです。

今日は一日その春一番が吹き荒れました。郵便局まで出かける用事があったので外へ出ましたが、その春一番が吹き荒れていました。


日本各地に、春一番で遭難した漁師さんたちの遭難碑があると聞きました。沖縄の西表島では、春一番を「二月風廻り」と言って、恐ろしい速度で風が吹き荒れると恐れられているそうです。


安政6年(1859年)2月13日(新暦3月17日)、長崎県五島沖に出漁したタイ網船7隻が、突風で遭難し五十三人が死亡したという記録が残っています。以来春の突風を「春一番」と呼ぶようになったと言われます。


春の青空は、なんとなく白っぽい感じがします。春によく現れる絹雲や絹層雲が、白っぽいからだと言われます。移動性高気圧が通り過ぎた後、空高く一面にこれらの雲のベールが広がります。


春の光が地面を温めるようになると、地上の空気も温まります。でも上空の空気はまだ冷たいので、気温の上下差が大きくなり、対流が起こります。春の風の一因です。


「シルクロードの砂」と言えばロマンですが、それが風に流されて日本の空を黄色に染めます。「黄砂」です。3月は黄砂の季節でもあるのです。


「春一番」の兄弟が「春はやて」です。「はやて」とは、急に激しく吹き起こる風のことですが、せっかく咲いたハクモクレンやサクラの花を、一晩で散らしてしまいます。

つまり「春の嵐」です。突然生暖かい南風がビュービュー吹き始め、砂塵が舞い上がり、花びらがちぎれて吹き飛ばされます。今日は、ちょうどそんな日でした。



フード デザート

ユニセフ・ニュース264号の特集記事にこんな見出し(タイトル参照)がありました。「フード デザート」を直訳すると、「食の砂漠」という意味になるようです。デザートに砂漠という意味があるとは、知りませんでした。

世界各地の都市部で起きている食料・栄養問題を表す言葉だそうです。


日本を含めた富裕国では、消費されなかった食品が日々大量に廃棄されるという現実があります。いわゆるフードロス問題です。

「食の砂漠」と「食品ロス」は相反するように思われがちですが、実は違うというのです。


都市には、洋の東西を問わず人や物やサービス業が集まります。食べ物も例外ではありません。都市総体としては必要以上の食料が確保されたように見えます。しかし、そこに住む一人ひとりが必要とする量と質が確保されたわけでは無いと言うのです。


ユニセフ「世界子供白書2019」は、子どもの成長、つまりその子の将来の可能性を阻害する栄養問題に直面する子の数が、先進国も含めた世界の子どもの3人に1人にも上ると指摘、その背景の一つに都市化があると言います。

農村では安価だった食材が、都市では高価なので貧困層は買えません。それでもかっては富裕国の話だった子どもの肥満問題が、都市の貧困地域でも深刻な問題になっています。


世界人口は、今後十数年のうちに現在の77億人から約85億人に増えるそうです。さらに2050年までに、ほぼ100億人に達すると言われます。

この人口増に加え、農村から都市への人口移動のために、世界の都市人口は
2050年までに25億人も増加すると考えられます。


今や都市化は、避けられない現実です。一見華やかにも映る都市化ですが、経済発展という光と同時に、貧富の格差という影を映し始めているのです。




新型コロナウイルス騒ぎ

中国で発生した新型肺炎が、日本で感染者を増やしつつあります。北海道では、28日に知事が「緊急事態宣言」を出しました。28日現在、北海道内の感染者は計66人で全国最多と言われます。

北海道では27日以降、小中学校と特別支援学校が休校になっています。
安倍首相もこの状況から判断したようですが、全国の小・中・高等学校と特別支援学校を、3月2日から春休みまで臨時休業するように要請を出しました。


新型コロナウイルス騒ぎは、学校の一斉休校だけに留まらず、年度末の社会行事や各種イベントまで、延期や中止に追い込んでしまいました。

首相の休校要請は、子供たちだけでなく、親をはじめ自治体や各種企業にも、大きな影響をもたらしたようです。

要請には、人の集まる場所への外出を避けること、(基本的に自宅で過ごすように!)障害のある子どもの居場所を確保すること、高校入試などは消毒や手洗いなどの感染防止策を取ること、感染者のための追試を検討すること、 などを挙げています。


現職を去った私でも、卒業式はどうするのだろうか? 受験や就職指導はどうするのだろうか? 授業時数はどう確保するのだろうか? 自宅学習をどう指導するのだろうか? など、疑問が次々に湧いてきます。


休校騒ぎでとりわけ困るのは、ひとり親家庭や障害のある子の親だと言われます。これらの親は、仕事を休むと収入が途絶えることが心配なのです。 


学校が休校になったら、受け皿がありません。厚労省は学童保育を考えているようですが、学童保育の現場では、利用する子どもが増えて施設も狭くなり、悪影響だと言います。

施設が過密になるだけでなく、狭い場所で大勢の子供が過ごすようになり、健康面や安全面でも心配になるとのことです。


安倍首相が急遽要請した休校騒ぎも、肺炎騒ぎの起きていない自治体では、休校しない判断をしたところがあります。


1月下旬から新型肺炎騒ぎが起きて約1ヶ月、今回の臨時休校要請で、この騒ぎも収束されると良いのですが・・・