幼児教育を語るひろば

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酒に対す

      対酒  
 蝸牛角上争何事
 石火光中寄此身
 随富随貧且歓楽
 不開口笑是痴人
   (白 楽天)

 (私なりの意訳)
 些細なことで争うのは カタツムリの角がケンカしているようなもの
 火打石の火のように 人生は一瞬ではかない
 金持ちも貧乏人も それぞれ酒を飲んで楽しもう
 口をあけて大いに笑う 笑えないのは愚か者!


昨夕久しぶりに、同級生のMと酒盃を酌み交わしました。
若い頃でしたら酒の勢いも借りて天下国家を論じたのですが、歳を取るとどうしても
健康問題や病気の話が多くなります。

始めのうちは、同期生の消息や、鳩山首相の沖縄訪問などを話題にしていました。
でもMは、2年前に前立腺癌を手術して通院中ですから、どうしても話はそこへ
落ち着きます。

老いるということは、全ての人がたどる道です。老年期に入ると体の機能が衰え、
多くの人が一つや二つ体調異常を訴えるようになります。だから老人が集まると、
病気の話になってしまうのも当然です。

老化は、脳の働きも低下させます。脳と心は密接な関係がありますから、心の
老化も始まるわけです。 若い頃のように天下国家を論じる気力が無いという
より、複雑な思考が苦手になってくるのです。

ところで落語に出てくるご隠居さんたちは、みんな元気です。日常生活に必要な
判断力や理解力は、衰えるどころか、八さんや熊さんの大事な相談相手になって
います。老年期を終着点と捉えずに、完熟期と考えるよい例だと思います。

それにはご隠居さんも絶えず世情にアンテナを張って、情報を集める必要があり
ます。その根底にあるのは、好奇心だと思います。

「酒に対す」 病気の話から転じて、Mとこんなことを語り合いました。
私も世の中の出来事には、これからも積極的に関心・好奇心を抱いて、残された
人生を過ごして参ります。
 


      

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