幼児教育を語るひろば

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幼年期の悩み

幼い子どもたちも、けっこう悩み事を抱えています。
このことについて現職時代に調べたものがありますので、その一部を紹介します。

幼児に「どんな悩みがあるかな?」と尋ねると、多様な答えが返ってきます。まだ悩みの概念がはっきりしていないので、不満・不安・欲求・疑問・・・・ などが同義になっています。


親が厳しい
こう訴える子は、親の顔色を伺い引っ込み思案になり勝ちです。活動の様子も消極的で、自信がなさそうです。せっかく卒業した指しゃぶりや夜尿が再発したり、チックが現われたりする場合もあります。

良い子に育って欲しい・期待に応えて欲しいというのは、どの親も望むことです。でもわが子の受け入れ能力を超えるような要求は、子どもをかえって萎縮させてしまいます。気をつけましょう!


身体的な劣等感
3歳頃から、人間として自覚するようになります。それに伴って、自分の容姿を気に
なり始めます。背が低い・目鼻立ちが悪い・短足だ・肌の色が黒い・髪の毛がちじれ
ている・あざがある・どもる・・・・ 気にしだすとキリがありません。

家族は、容姿を話題にすることがあります。悪げは無いのですが、言われた子どもは
大変気にします。 特に身体的な特徴を、きょうだいや友だちと比べたり批判したり
するのは厳禁! です。
子どもの人格形成に、大きな影響を与えかねません。


自由に遊べない
元気に自由に遊びたい年齢ですから、禁止事項が多くなるのは不満です。
外遊びはダメ・汚れる遊びはダメ・自転車乗りはダメ・一人遊びはダメ・〇〇ちゃんと
遊ぶのはダメ・・・・  となると、エネルギーが余ってしまいます。

そうなると溜まったエネルギーが、爆発します。家具を傷つけたりオモチャを壊したり、
暴力的になってくることがあります。
遊びの問題は、遊びの内容・場所・時間・遊び友だち・安全対策・・・・ など色々からん
できます。一概に「こうあるべし」とは、規定できません。ケースバイケースです。

遊びでは、「親が遊んでくれない」という訴えもあります。
子ども理解の基本は、「子どもと一緒に遊ぶ」ということです。


教えてくれない
「かまってくれない」が、正しいかも知れません。「遊んでくれない」とも関連しますが、
要は子どもと関わりが少ないということです。

この年齢の子どもたちは好奇心が旺盛ですから,「なぜ? どうして?」を連発します。
親が忙しくても、関係ありません。(幼稚園で先生が忙しくても) つい面倒がって
答えを後回しにすると、子どもは不満を抱きます。不満が溜まると、親子関係に溝が
出来るようになるのです。


過保護・過干渉
「教えてくれない」とは、逆の場合です。
愛情過多の親(特に母親)や、お母さん子と言われる家庭によく見受けられます。
背景には、子どもに苦労をさせたくない・幸せになって欲しいという親心があります。

それが高じると、子どもの希望と反対のことを押しつけるようになります。
つまり、親の考えている理想像を押し付けてしまうのです。具体的には、ピアノなど
のお稽古事・有名私立小学校の受験・スポーツ教室や英会話教室・・・ などへ無理
やり通わせます。

自分の意に反する活動を強要されると、子どもは反抗するようになります。
親から離れて独立したい、という気持ちの表われです。親の気持ちとは反対に、
結局は子どもの自立を妨げることになるのです。

中には過保護や過干渉のため、赤ちゃん帰りする場合もあります。
いつまでも赤ちゃん扱いしているのと、同じだからです。反抗期が無い・内気だと
いう子どもに、その傾向が見られます。


きょうは、このへんまでにしますが・・・・
もし「子どもが悩んでいるようだな?」と察したら、相談しやすい環境作りに努めた
り、気分転換を図ってあげたりするようにしましょう。

子どもは4~5歳になると自己抑制力が付いて、反抗がガマンできるようになります。
ただ知的に発達してくるので、親をやりこめるような発言が多くなります。
その発言内容に注意すると、子どもの悩みが見えてきます。


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