幼児教育を語るひろば

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明日また遊ぼう!

       明日     (室生犀星)
 
 明日また遊ぼう!
 時間をまちがえずに来て遊ぼう!
 子どもは夕方になって そう言って別れた
 わたしは遊び場所へ行って見たが
 いい草のかおりもしなければ
 楽しそうには見えないところだ
 むしろ寒い風が吹いているくらいだ
 それだのにかれらは 明日もまた遊ぼう!
 ここへ集まるのだと 誓って別れて行った

           (現代仮名遣いで表記)


今でも幼稚園の子どもたちは、1日の保育活動が終わって帰り際に 「明日また
遊ぼう!」と言って別れます。とても子どもらしい微笑ましい光景で、幸せな
ことに私はずっとそれを見てきました。

でも幼稚園以外では、どうなんでしょうか? もちろん町中では、そんな光景を
目にすることはありません。
小中学校ではどうでしょうか? 勉強に追われて、そんな余裕は無いのでしょう
か? それでなくても授業時間数が足りないと、嘆いていますから・・・・

明日の遊びを約束できなくなった理由は、色々考えられます。少子化で近所に遊ぶ
友だちがいない・それに遊ぶ場所が無い・たとえあっても子どもだけ遊ばせておく
のは危険だ・さらに今の子どもたちは忙しくて遊ぶ時間が無い・・・・ 等々。

厳しい現実が子どもたちから遊びを締め出して、そこで育まれる友情や社会性を
奪ってしまっているのです。

それよりも最近は、外で子供たちが群れて遊ぶのを悪いことと思っている親(大人)
が増えてきました。特にガキ大将が引き連れて遊ぶ子ども集団は、害があるとさえ
思っています。本当は逆なんですが、競争社会・画一的社会・デジタル化社会では、
それが正当化されがちです。

何とか子どもたちに遊びの世界を取り戻してあげないと、頭でっかちな機械人間ば
かりが育ってしまいます。


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