幼児教育を語るひろば

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よいお母さん

東井義雄著作集(教育者・明治図書刊)に、こんな詩が載っていました。

     母       (5年男児作)
母にしかられて 炭焼きにいった
山でしごとをしながら しかられたことを思いだすと
ふがわるくて (腹がたって)
家にかえっても ものをいうてやるまいと思った
夕方 炭焼きから帰ってみると 母はいなかった
家の横へいってみても うらへまわってみても
母の姿は見えなかった だんだんさびしくなってきた
その時 ふと気がつくと しもの田んぼから
くわをかついで帰ってくる姿が見えた
ぼくは ほっと安心した


よいお母さんの条件は、色々あります。美しいお母さん・優しいお母さん・笑顔の
お母さん・賢いお母さん・・・・ 色々な条件があっても、子どもが一番求めているの
は、悲しい時も嬉しい時も、いつでも子どもを受け入れてくれるお母さんです。
東井氏も、そう言います。

お母さんの存在はあまりにも身近なため、子どもは軽く見がちです。私も子どもの
頃は、よく屁理屈を言って母を困らせた覚えがあります。

私は4人きょうだいですが、集まると必ず母の思い出話になります。そして母の
年忌法要の話になるのですが、父の年忌は皆忘れています。

子どもは母親を一方で軽く見ながら、一方では慕っているのです。母親とはそんな
存在で、それが子どもにとってよいお母さんなのです。

子どもの頃外出から帰って、母親が家にいるとほっとしました。家に帰ったからと
言って、特別何かあるわけではありません。 でも母親が優しく迎えてくれると、
子どもは自然と母親に甘えたくなるのです。甘えられる相手がいるというだけで、
人間は心がやすまります。

お正月になると家を出ていた子どもたちが、実家に戻ってきます。それも甘えられ
るお母さんが、存命ならばの話です。

そうかと言って子どもは、自分のお母さんが最高によいお母さんだとは思っていま
せん。私もそうでした。
私の母も子どもが悪いことをすれば叱り、よいことをすれば褒めてくれました。成績
が悪い・体の調子が悪い・・・ と言えば心配する、ごく普通の母親でした。ごく普通
の母親だったからこそ、子どもたちも違和感無く慕ったのだと思います。

よいお母さんとは、ごく普通のお母さんではないでしょうか?
しかし競争社会・情報化社会の現在は、普通のお母さんでいることが難しい時代に
なりました。

まとめてみると
よいお母さんとは子どもから見れば、いつでも 「お母さん・・・・!」と言って飛びついて
いける存在です。お母さんから見れば、どんな時でも子どもを暖かく受け入れてくれる
存在です。

あなたも、よいお母さんです。自信を持って下さい!


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