幼児教育を語るひろば

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もの思う秋

東京は9月下旬の涼しさとか? このところ寒暖の差が激しいようですが、これも
秋の訪れを知らせてくれているのでしょうか・・・・
暦の上では立秋(8月7日)から立冬(11月7日)までを、秋と言うようです。
でも日本は南北に長い国ですから、土地によって秋の捉え方も違うと思います。

秋は穀物や果実が稔る「実りの秋」、そして草木が紅葉する「もみじの秋」です。
他にも 「食欲の秋」・「読書の秋」・「運動の秋」・・・・ と、「〇〇の秋」が 一杯
あります。
秋は落ち葉の季節だし冬を控えているから、寂しいと言う人もいます。
「秋の空」と言えば、移り易い男女の心です。「秋の扇」というような、失礼な言葉
もあります。

9月の今ごろは、「初秋」・「孟秋」 と言います。(孟にも初めという意味がある)
10月は、「仲秋」の候です。(月を表す時は仲を用いることが多い) 
「中秋の名月」は、10月3日になります。
11月になると 「暮秋」・「晩秋」・「涼秋」などという言葉が、使われます。
行く秋を感じる言葉です。

24節気を見ると、9月には 「白露(7日)」・10月には 「寒露(8日)」
・「霜降(23日)」があります。11月7日は、もう 「立冬」です。

清少納言は、枕草子で 「秋は夕暮れがよい」 と言います。「夕日はなやかにさし
て山ぎわいと近くなりたるに、・・・・」 
と書いています。周辺がすっかり都市化した
わが家からも、秋の夕陽のために遥か遠くの景色が近くに見えることがあります。
雁が連なって飛んで行く姿は 見られなくなりましたが、風のおと・虫のねなどは 
昔と変わりありません。

また 清小納言は 「九月の朝(枕草子)」の中で、夜の雨に濡れた植え込みや
生垣に溜まった夜露が、朝日に映えて美しい状景を描いています。

草の葉におく露は、白露と言われます。水晶のしずくにも例えられます。秋景色の
代名詞です。
小倉百人一首にも、こんな歌があります。

 白露に 風の拭きしく 秋の野は
    貫き止めぬ 玉ぞ散りける   
(文屋朝康 ふみやのあさやす)


最近はあまり当たらなくなりましたが、「二百十日」・「二百二十日」と言えば、台風が
来る日です。いずれも、立春から数えた日数です。一昨日関東地方を襲った11号が、
そうだったのでしょうか?

それにしても台風と言えば フィリピン付近の海水温が高いところで発生するものと
思っていましたが、近頃は日本の近くでも発生して 私たちを驚かせます。
(台風9・11号など)

ところで最近秋の風景から消えたものが、いくつかあるのに気づきました。

例えば
 *西日避けの「すだれ」をかける家が見られなくなった。
 *お彼岸のおはぎつくりをしなくなった。(デパ地下で間に合わせるから?)
 *秋の大掃除・虫干し
 *秋の夜長の家族団らん

少し日たけぬれば、萩などのいと重げなりつるに、露のおつるに枝のうち動きて、
人も手ふれぬにふと上ざまへあがりたる、いみじういとをかしと言ひたる、こと人
のここちにはつゆをかしからじと思うこそ又をかしけれ。
  
 (枕草子 「九月の朝」から)


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