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幼児教育を語るひろば

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夏休みにすすめたいこと

もう二昔も前の小学校長時代に、夏休み前 保護者宛に配布した文書です。

本を読む
「本を読むなんて、毎日いやと言うほど学校でやらされている。」 と、子どもたちは
言うかも知れません。
然し この夏休みは、本を読むことを 「自分で、読みたい本を選んで読む。そして、
読むことの楽しさを知る。」 となるようにしたいのです。

現代は、「視聴覚媒体」による 「情報伝達時代」です。テレビ・ラジオ・映画・写真
・グラフィックなど、耳や目から色々と知識を得る時代です。

それらは 実は作り手が素材を選び、組み立てて送り出し、受け手はあまり苦労せ
ずに ただ受け入れるだけです。途中で受け入れをやめて、疑問を持ち 照らし合わ
せたり 調べたりする時間の余裕は まずありません。

確かに見ていて分かりやすく、何よりも楽です。でも 受けて側である自分自身が、
何か欠落しているようにも感じます。

本を読む場合は、一語・一句・一節と 活字を自分の目で追い 読み 考えます。
その上 疑問を質しながら、自分の考えをまとめることも出来ます。
読むことをきっかけに、自分の夢や新しい考えを広げることも出来ます。それは、
自らが展開して行くことでもあるのです。


ものを作る
人間の持つ大切な能力の一つが、「創造力」です。
つまり ものを作り出すことです。その能力は 大人になってから発揮されるもので
はなく、子ども時代から 発達段階に応じて ものを作る力を持っているのです。

学校では ものを作る時間が、十分取れません。本当は 身に付くまで繰り返して
やらせたい学習なのですが、なかなか出来ません。 
ものを作るというのは、一種の技術です。技術は繰り返されることによって、洗練さ
れ深まって行くのです。

夏休みを利用して、家庭でも出来るだけものを作る活動を 取り入れてみて下さい。
ただ 子どもが、興味を持って取り組む内容でなければなりません。

ものを作る過程では、苦労や失敗が付き物です。
(そんな時は、助言や手伝いをお願いします。)
苦心や苦労の上に、喜び・楽しみの結晶としての作品が誕生するのです。
この喜びや楽しみが今日では軽視され、手軽に買える商品で代用されています。
こんなことから、人間社会の砂漠化が始まったら大変です。


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