幼児教育を語るひろば

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非行の低年齢化 (つづき)

夏休みで忘れてならないものに、盛り場への出入りがあります。盛り場と言って
も色々で、小さな町の商店街から大都市の繁華街まであります。

学校からは夏休み前に 「盛り場へ出入りしないように!」と、注意があったはず
です。 そして 「盛り場には悪い人がいる。」・「怖いところだ。」と、教えられたと
思います。

それでも子どもたちは、盛り場にひきつけられます。何故でしょう? 
(主として、中高生の場合について考察します) 
実は 子どもたちも、はっきりした答えを持っていないのです。

「ストレスが解消できる」 という答えが多いのですが、「どんなストレスを、どう
解消するのか?」 と突っ込んでも はっきりしません。

「自分を受け入れてくれる仲間がいるし、場所もある。」 という声も、よく聞きま
す。でも特定の人物や場所を指しているわけでは無いのです。

中高生ぐらいの子どもたちは、盛り場へ行って気持ちを高揚させ若者文化に出会う
ことを期待しています。 確かに期待に応えるような、流行や娯楽が用意されてい
ます。それに盛り場は、子どもたちが生活している家庭や学校とは雰囲気が違い
ます。いっ時とは言え、子どもたちにとっては休息場にも逃避場にもなります。

盛り場は言い換えれば、子どもたちの社交場です。 そこに集まって楽しむと共に、
若者文化を創造し発信する場でもあるのです。少なくとも子どもたちは、そう信じて
います。でも親(大人)から見れば、盛り場に出入りする子どもたちは負け組です。

盛り場へ出入りする子の、共通点を探ってみました。

親がうるさい (逆に放任)・友だちがいない (又は不良仲間しかいない)・勉強が
嫌い (成績不良・怠学など) ・金遣いが荒い (浪費家・金銭持ち出しも含む)
・不安や悩みを抱えている (友だち関係・家族関係等)・・・・ などです。

「こんな自分でも、受け入れてくれる。」・「自分の悩みや不安を、忘れることが出来
る。」・「盛り場にいる時が、いちばん楽しい。」 と、子どもたちは言います。

盛り場に出入りしている子どもの半数の親は、その事実を知りません。残りの半数の
親は、知っていても諦めています。 たまには文句を言う親もいますが、文句を言った
から治るというものでもありません。

盛り場に出入りする子どもたちには、初めからガマンするという自制心が育っていませ
ん。 だからと言って、中高生にもなってから 自制心を育てるのは大変です。

そこで 盛り場に出入りしていることに気づいた時の、親としての対応について触れて
みます。一度、盛り場訪問をしてみましょう! 子どもたちが、どういう場所でどう過ご
しているのかが 少し見えてきます。何が子どもをひきつけているのかも、おぼろげに
も理解できます。

そこから治療の糸口を、見つけましょう! 中高生になって 盛り場に出入りしている
子を、引き戻すのは至難の業ですが・・・・
盛り場について 子どもの考えを聞くという態度で、親子で話し合う機会を持つように
努力すれば 必ず手立てが見つかります。

但し あくまでも、盛り場批判は禁物です。出来れば月4回行っているのなら、3回で
ガマンするように説得します。その辺から遅まきながら、自制心を育てるようにします。

さて小学生以下の、幼児・児童の場合はどうでしょうか? 小さな子どもたちもお祭や
遊園地など、人の集まる場所へは 行きたがります。動物は群れて安定する習性が
ありますから、本能的なものと考えられます。

だからと言って現状の盛り場は、幼児や児童にとって好ましい環境ではありません。
将来盛り場の常連とならないように、いまからガマンする自制心を培っておく必要が
あります。それには、夏休みが好機です。

夏休みは可能な限り、子どもとお付き合いします。休み中の生活リズムを整えるため
に、意図的に約束事を設けます。

*起床・就寝・食事・遊び・勉強・自由時間などの時刻設定
*挨拶・言葉遣い
*家事分担(食事の支度・後片付け、掃除・洗濯の手伝い、お使いなど)
*その他(遊び・スポーツ・テレビ視聴などの約束事)


そうして親も一緒に、約束を守ります。約束を守るために、ガマンさせます。
子どもが約束を守ったら・ガマンしたら、褒めるのを忘れないで下さい。自制心を育て
るのに、とても大切なことです
夏休みを逃すと、子どもはまた1歩 盛り場へ近づいて行きます。


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