幼児教育を語るひろば

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子どもを叱る前に

子どもを叱る前に、ぜひお読み下さい。

夕方近所のスーパーで、目にした光景です。
2歳ぐらいの男の子が、通路にしゃがみ込んで駄々をこねています。すると母親らし
い女性がやってきて、その子の頭を平手打ちして立ち去りました。終始、無言です。
子どもは一瞬泣き声が大きくなりましたが、やがて泣くのをやめて立ち上がり女性
の後を追いました。

様子を見ている限り、この子はこういう仕打ち(叱られ方)に慣れているようです。
この子は、どう成長して行くでしょうか? 友だちと遊んでいても、気に入らないと
暴力で解決するような子にならないでしょうか?  成人して親になって子どもを
叱る時も、自分の母親と同じような行動を取るのではと、余計な心配をしました。

子どもの叱り方については、このブログでも何回か書かせてもらいました。
「叱る」という文字は、口に匕首(あいくち)です。相手の心まで、切り裂いてしまうと
書いたことがあります。「1回叱ったら3回褒めるように」と、書いたこともあります。

子どもが悪いことをしたら、注意するのは当然です。ただ注意しているうちに、だん
だん感情的な怒りに変わって、子どもを叱るようになるのが普通です。
徳川家康は 「怒りは敵と思え」という言葉を、遺訓として残しています。

有名な孔子は、弟子たちから 「威あって猛からず」と、その人柄をたたえらrました。
注意する立場の人には(大人には)、威厳が必要です。理想的な人柄とまでは言い
ませんが、人間的な暖か味が必要です。

人間は感情の動物と言われるくらいですから、怒ったり腹を立てたりするのも人間的
と言えます。ただその感情を押えられるのが、大人なのです。
大人という立場を利用して、高圧的な態度や体罰に訴えるのは(特に親や先生が)
許されません。

私の経験から言えることは、まず子どもの言い分に耳を傾けることです。出来るだけ
優しく問いかけると、子どもも心を開いてくれます。子どもの考えを、だんだんと修正
するような形で注意するのが効果的でした。

スーパーの買い物客が、母親の平手打ちの音に一瞬たじろぎました。
怒りは周囲の無関係な人たちにまで、影響を与えます。親の怒りが、家庭を暗くしま
す。先生の怒りで、教室内が不愉快な雰囲気になります。
論語に 「怒りを遷さず」、と言う言葉があります。



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