幼児教育を語るひろば

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犠牲

核の悲劇を繰り返すな!
北朝鮮による核実験が、明らかになりました。
私は広島の娘の家を訪ねるたびに、平和公園へ参ります。 そして原爆ドームや
資料館を巡りながら、原爆で犠牲になった人々の霊を慰めるよう心がけています。

核の無い世界を目指す多くの人々が、北朝鮮の暴挙に失望し怒りを募らせていま
す。今回の核実験は、特に広島や長崎の人々の核廃絶の願いを踏みにじるもの
です。2度と核の悲劇を繰り返してはならないと、心から祈り! また訴えて行き
たいと思います。


犠牲
前に牛肉輸入問題でゴタゴタした折に、犠牲という文字には牛偏がつくということを
書きました。
牛肉は、私たちの食生活に欠かせない食材です。それに昔から牛は、農耕や物資の
運搬に役立っていました。人間社会に、一番貢献している動物だと思います。だから 
「犠牲」という文字が、使われているのです。

「犠牲的精神」、という言葉があります。 ある目的を達成するために、自分の大事な
もの 例えば財産・労力・知識・地位・名誉・・・ 時には命まで捧げるくらいの気持ち・
覚悟のことです。

でもわが身を犠牲にしてまで他人のために尽くすことは、なかなか出来ないことです。
自分を大事にする考えが、広まったことにも因ります。それはそれなりに、大事なこと
だと思います。ただそれが高じて、余りにも自己中心・排他主義になるようでは困る
のです。

ところで全世界に目をやると、相変わらず紛争が絶えません。その紛争の犠牲になる
のは、いつも老人・女性・子どもと 非戦闘員です。
スリランカの内戦では反政府軍勢力(LTTE)が、政府軍の攻撃を防ぐために、何万
という住民を「人間の盾」にして抗戦していると言われます。恐ろしい、そして悲しい
現実です。

紛争で傷ついた子どもたちの心のケアを、どうしたらよいでしょうか?
先ず何よりも子どもたちを安全な場所に移して、安心して生活が出来るようにしなけ
ればなりません。
それが叶えられたら、次は学校の再開です。学校には友だちも先生もいて、子ども
たちが生き生きと活動できる唯一の場です。

学校での教育を通して、子どもたちは紛争の愚かさと平和の大切さを学びます。
教育は無力のように見えますが、紛争を無くす最善の手段になり得るのです。

紛争の犠牲に負けないくらい怖いのが、環境汚染・破壊です。人間は勿論地球上の
あらゆる生物が、滅亡の危機に晒されることになります。
佐渡のトキのように、いま絶滅危惧種に指定されている動植物は数え切れません。

環境汚染・破壊は、人為的なものです。ですからそれを止めるのも、人間です。
それも今すぐに行動しなければ、手遅れになってしまうのです。

渥美清演じる映画 寅さんシリーズ」の人気は、他人のことを考える自己犠牲的な
優しさを主人公が持っているからだと言われます。
自己犠牲は、もはや死語になっていますが・・・・

山田洋次監督は 「寅さん教育論(岩浪書店)」で次のように述べています。

「相手の気持ちになってやれるとか、その人の立場にたってものを考えてみるとか、
その人の幸せのために自分はどうすればいいかと真剣に考えるとか、そういうこと
にかけては寅は誰にも劣らない能力を持っています。」


「犠牲」という言葉を、あらためて考えさせられました。


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