幼児教育を語るひろば

幼児教育を語るひろば

強いふしを作れ!

きょうS幼稚園の修了式(卒園式)に、参列してきました。少子化の影響を受けて、
修了児数は48名です。卵からかえったばかりの幼虫が、成虫というより青虫に
変わったと言った方が適切です。

きょうは子どもたちにとって、成長のふしとなる日です。これからの人生、子ども
たちは一つずつふしを増やして行きます。
そしてふしを作りながら、成長して行くのです。

修了証書を受け取る子どもたちの様子を見ていると、個人差があるのに気づき
ます。笑顔の絶えない子・緊張で固まっている子・声が大きい子・声が小さい
子・動作がゆったりしている子・動作がテキパキしている子・・・・ 色々違いが
見られます。

外見からも分かるのですから、中身はもっと個人差があると推測できます。内向
的な子・外向的な子・早熟型の子・大器晩成型の子・・・・ 個性は多様です。

いただいた文集に、子どもたちが大きくなったらなりたいものが、紹介されていま
した。 サッカー選手・野球選手・水泳選手・スケート選手・運転手・パイロット・
ケーキ屋さん・看護士・・・・ 子どもたちの夢は広がります。

「幼稚園の先生」・「お母さんと」いうのが、いくつかありました。 子どもたちが、
S幼稚園の先生方を慕っていたからだと思います。また お母さんが、大好き
だった表われです。
子どもたちの可能性は、それだけ多様です。みんな違って、みんないいのです。

文集には、お母さん・お父さんの声も載っていました。
その中から2つだけ紹介します。

〇〇〇へ
〇〇〇がにっこりわらってくれるだけで、おとうさんもおかあさんもしあわせな
きもちになるよ。
〇〇〇が、だいすきだよ。ようちえんでおしえてもらったこと、ともだちとたいけ
んしたことは、これからも〇〇〇のたからものにしてね。
しょうがっこうにいっても、だいすきなひとやものをたくさんつくって、だいじにし
てね。  おとうさん・おかあさんより

◇◇◇へ
卒園おめでとう 
2年間 先生とお友だちと いっぱい遊んで 学んで
心も体も 大きくなりましたね
4月からは いよいよ小学生
元気に 明るく 楽しい 学校生活を送ってください
ママは いつでも見守っているからね  ママより

その他の声も、子どもへの深い愛情が感じられるものばかりでした。


子どもたちが小学校へ進むと、生活環境もがらりと変わります。 行動範囲も、
どんどん広がって行きます。
そして多様な人間関係の中で、子どもたちは社会性を身につけて行くのです。
これからはその人間関係を通して、成長のふしを作って行きます。

成長するということは、変化するということでもあるのです。どう変化して行くか? 
楽しみです。

小学校へ入学したら、勉強について行けるかどうか? 親は心配します。
でも慌てて漢字を教えたり、足し算引き算を教えたりしないで下さい。

子どもの成長には、順序があるのです。勉強の前に、先生が好き・友だちが好き
・学校が好きになる必要があります。
それは子どもたちが、小学校という人間関係の中で学ぶからです。
そこで一人立ちできるかどうかが、学習意欲を左右します。

難しく感じるかも知れませんが、まず小学校の生活に慣れることが大事だと言って
いるのです。 だから慌てないで、先生や友だち そして学校が好きになるようにし
ましょう。慣れるまで、少なくとも2ヶ月ぐらいはかかります。そうすれば、5月病にも
罹りません。

それにしても少子化もあって公立幼稚園は、廃園の危機に晒されている幼稚園が
多い実状です。幼稚園教育はこれからの日本の教育を考える時、その基盤として
益々重要な存在になってきます。その重要性と今日までの実績を考えれば、決し
てその灯を消してはならないと痛感しています。

S幼稚園の修了式でそんなことを思いながら、子どもたちを見送りました。


コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://freesia7.blog10.fc2.com/tb.php/823-6c0868dc