幼児教育を語るひろば

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望子成龍

 ワンツーチョンロンと読み、子どもの出世を願うという意味だそうです。
 
 昨日の朝日新聞に、「受験留学・進め難関校」という見出しがありました。
 そこに千葉県木更津市にある暁星国際高校1年生特進クラスの写真が、掲載
されていました。子どもたちは、それぞれ自国の国旗を手にしています。
 日本国旗を持つ子が9人・中国国旗を持つ子が11人・アメリカ国旗を持つ子が
1人・日本とアメリカの国旗を持つ子が1人写っていました。

 全校生徒304人の内、45人が中国籍だそうです。この高校だけでなく各地の
難関校と言われる学校でも、中国籍の子どもたちが急増しているとのことです。
そして有名大学受験の、戦力になっていると言います。

 中国籍の子どもたちの親は、日本で生活の基盤を築いた人たちです。彼らは
わが子に更なる飛躍を期待して、難関校に子どもを通わせているのです。

 新聞の次の見出しには、こんな言葉が踊っていました。
 「勝ち抜く,人生は競争・英才教育を徹底」

 現在の中国は、「学歴至上主義」です。特に日本で学ぶ中国人子弟の競争は、
し烈なようです。 外国で学ぶ彼らが、頼れるのは自分の学歴しかないと思って
いるのです。中には 「人の魅力や幸福は、学歴では測れない。」と、考える人も
いますが少数派です。

 彼らのこんな言葉が、紹介されていました。 「中国の教育がいいとは、ぜんぜん
思わないですよ。でも就職も競争、結婚だって競争、競争の無い人生は無い!」と。

 東京と北京の公立小学校の時間割が、比較されて載っていました。 (いずれも
小学1年生) 時間数は、東京が週23時間・北京が週28時間です。始まる時間は
北京の方が45分も早いので、1時間は正味60分かも知れません。
東京の1時間は、正味50分です。

 北京では1年生から英語・科学が、週2時間ずつ設けられています。1年生ぐらい
の子どもたちは、脳の働きも柔軟ですから、教え込めばどんどん吸収します。分数
計算も 元素記号も 英単語も、覚えるのは容易です。

 でもどんなに頑張って覚えても、一生かかって覚える知識の量と比べれば僅かで
す。大事なのは、学問の学び方を身につけたかどうか? ということなのです。

 日本の教育で自慢できるのは、経験を通して あるいは具体物を操作して学ぶと
いうことです。そして教育活動を通して、人生をどう生きるかを学んでいます。

 教育の目的は、競争に勝つことではありません。社会人として、自分の役割りを
自覚することです。社会人としての基本は、「世は相身互い」の心です。
 世の中誰もが助け合い、同情し合って生きているのです。人間関係に、無駄など
ありません。お互いに関わり合って、役立っているのです。

 中国人留学生が、続々と日本にやって来るとのことです。せっかくの人間を育てる
教育が、揺らぐことの無いように心したいものです。


コメント

我が子の周りにも、いよいよ受験勉強を始める子がちらほらと出始めました。学校の勉強が終わってから、また更に3時間から4時間の勉強をこの先数年間、続けるのです。うわさでは、学年の半数近くの子がこうした生活をするようになるそうです。
学校の宿題もそこそこにテレビを見たり本を読んだり好きなことをして過ごすわが子・・・確かにこれでは、学力に差がつくのだろうなあ・・・と思います。
勉強すること・学ぶことは良いこと。でも、子どもにとって「自分の時間を自分の好きなように過ごす経験」もとても貴重だ!と信じているのですが・・・。
結局親というのは、自分なりに『子どものため』と信じる道の上を親として歩き続けるしかないわけですよね。
「どんな人間になってほしいというものがあれば迷うことはない」と、ある人に言われましたが、そんなに立派な理想を掲げて子育てしているのでもないのです。
まあ、人とつながり支え合いながら、自分は幸せだと感じて生きていってくれればいいな・・・なんて思っていますが。
もっとちゃんといろんなことを考えなければいけないのかなあ?こんなふうにぼーっと子育て期間をすごしちゃいけないのかも・・・?なんて最近考えたりします。どうなんでしょう・・・?

  • 2009/03/10(火) 22:37:38 |
  • URL |
  • 東京娘 #-
  • [ 編集 ]

東京娘さんへ

わが子が 「人とつながり、幸せに生きていってくれればよい。」 という願いの裏には、「そんな自立した人間であって欲しい」 という期待があるはずです。「自立した人間になって欲しい」、それが親の願いと、自信を持ちましょう!
ただ子どもが、自分の時間を自分の好きなように過ごすのは、易しそうで難しいことです。そこで賢いお母さんとして、知恵が必要です。「読書が好きになって欲しい」・「音楽が好きになって欲しい」・・・ と、それにふさわしい環境を整えてあげるのです。
それも大げさなことは、不要です。読書なら、お母さん自身が本を読んでる姿を見せればよいし、音楽なら、ラジオから流れる音楽を聴くだけでよいのです。
塾に無理やり通わせて、勉強を強いる愚だけは避けましょう!

  • 2009/03/11(水) 10:19:04 |
  • URL |
  • 元園長 #-
  • [ 編集 ]

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