幼児教育を語るひろば

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幼児教育・思いつくままに(2)

しつけ
60年ほど前 アメリカの文化人類学者ルース・ベネディクト女史は、「欧米の厳格な
しつけと比べれば、日本はまさに子ども天国だ。」 と言ってます。(著書「聞くと刀」
参照) 子ども本位の愛情過多が、わがまま身勝手な子どもを排出しているという
わけです。

現在は、どうでしょうか? 
しつけは、きちんと行われているのでしょうか? どんな時に子どもを褒めるか?
(認めるか?) どんな時に子どもを叱るか? 相変わらずはっきりしないのが、
実状ではないでしょうか?

欧米では、しつけの基準がはっきりしています。社会の一員として、恥じない人間と
なるよう求められます。つまり社会性を身に付けることが、一番大事なことになって
います。だから 嘘をついたり・人を裏切ったり・約束を破ったり、人に迷惑をかける
ようなことをすると、厳しく叱られます。

アメリカ人気質のしつけについて、いくつか紹介してみます。

アメリカのしつけで感心するのは、負け方上手というか、一度や二度の敗北にびくと
もしないように育てること。アメリカ人は、「人生で最後まで敗北を経験しない、など
ということはありえない。 むしろ負け方上手のくせを早くつけて、回復力の旺盛な
人間を育ててやった方がどれだけ幸せか。」と言う。

しつけは学校ではなく、家庭・地域で。自分の子はもちろん、近所の子がいたずらし
ても、びしびし説教する。「うちの子が悪くて困る」と、先生に泣きついたりしない。

親は親子どもは子どもと、割り切るのがアメリカ流。旅行中でも、親は着飾って豪華
なレストランで食事をとるが、子どもはキャフェテリアで質素な食事で済ませる。 
オペラ観賞も、親は1等席 子どもは天井桟敷。だれも不思議に思わない。


イートン中学校(イギリス)の校則は、「なさねばならぬことはなせ! なしてならぬこと
はなすな!」 
です。やるべきことはきちんとやって、やってはいけないことはやるな! 
ということです。

わが日本でも旧会津藩の学校だった 「日新館」の館則は、「相ならぬことは、相なら
ぬこと!」
でした。いずれも簡単そうでなかなか出来ないことです。

教育の目標は、自己確立(自律)出来る人間を育てることです。その第一歩として、
自己抑制の出来る子どもを育てるのが幼児教育の使命です。


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