幼児教育を語るひろば

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教育・2題

(新聞の教育欄から)

幼小の連携
最近小中一貫校・中高一貫校が話題になり、人気も出てきています。加えて幼小
一貫教育も、取り沙汰されるようになりました。

幼稚園教育は、小学校教育の基礎を担っているのです。ところが小学校教育で、
あまり役立っていないと言われます。

私は小学校にも勤務していたので分かるのですが、例えば幼稚園から送られて
くる指導要録(園児個々の学習活動の記録)が、あまり活用されない実態があり
ます。

幼稚園側も指導要録を送っただけで、小学校側に直接説明するような機会をあま
り持っていません。小学校側も年度当初は雑務に追われるため、新1年生を白紙
状態で迎え入れるのが実情です。

肝心の子どもたちも 全く未知の世界に足を踏み入れるわけですから、小学校の
環境に適応できない子どもが多くなります。

せっかく入学したのに、落ち着きがない・先生や友だちに馴染めない・話が聞け
ない・登校を嫌がる・・・ 等々、いわゆる小一プロブレム(小一でのつまづきと
意訳)です。幼小の連携が、薄いために起きる悲劇でもあるのです。

幼小の連携が薄いと、お互いにどんな教育内容・活動なのかが分かりません。
ですから幼稚園教育から小学校教育へ、スムーズに接続しません。幼小間に、
段差が出来てしまうのです。だから子どもたちは、つまづくようになります。

幼小の段差をなくして接続をスムーズにするには、どうしたらよいのでしょうか?

1つは、子ども同士の交流です。それには、相互訪問が効果的です。毎学期1回
は、訪問し合うようにします。幼稚園児は、威圧感のある小学校の建物に慣れる
だけでも、小一プロブレムの予防に役立ちます。

もう1つは、先生方の交流です。お互いの教育活動の様子を、理解し合います。
そして出来れば共通の教育活動を計画して、試行してみます。小学生は幼稚
園児の世話をするのがとても好きですし、園児たちもとてもなつきます。

先生方が交流している様子を知るだけで、子どもたちはとても安定します。
(特に幼稚園児は) 小一プロブレムの予防にも、つながります。

幼小連携の、基本を考えてみました。


大学入試センター試験
17・18日と、大学入試センター試験が実施されました。新聞に問題と正解が、紹介
されています。ざっと目を通してみましたが、暗記中心の教育を受けた私には半分も
解けません。

私の頃には、「進学適性検査」というのがあったように記憶しています。アチーブメント
・テスト式のもので、高校生としての総合的な達成度を判定するようなものでした。
現在のセンター試験は、入試問題そのものですから難しいわけです。

センター試験を意識してか? 新聞には、色々な大学の募集広告がありました。少子
化といわれる時代ですから、大学側も良い学生を集めるのに躍起となっています。

募集広告の中で、なかなか穿った広告を見つけました。

「大学という肩書は4年間だけのもの、国家資格〇〇〇は一生もの。」
有名校に合格すれば、それで万歳! という時代ではないことを、実によく言い表して
います。

もう一つ、目についたものがありました。各大学には 「人間〇〇〇」という学部や
学科が多いことです。

人間学部・人間科学部・人間社会学部・人間関係学部・人間開発学部・人間
健康学部・教育人間社会学部・人間心理学科・人間福祉健康科学コース・・・ 等々


「人間」という言葉はありませんが、生命科学部・言語コミニュケーション学部
・健康栄養学部・スポーツ健康学部・人文学部・教育学部・社会学部・・・ 等々も、
「人間」抜きでは考えられないような気がします。


「教育は人間を造る営み」、とも言われます。いまや「人間造り」が、一番大事な教育
の仕事になっているからこそ、大学も力を入れているのでしょう。

そこで、受験生に望みます。「人間〇〇〇」の意味・本質を十分検討して、受験して
下さい。そうでないと、それこそ4年間の肩書だけに終わってしまいます。

受験生は自分の独自性(個性)を自覚して、社会的に優れているものは伸ばし、劣る
ものは改善する姿勢を忘れないで下さい。

そして大学側は、学生個々の発達を人間として望ましい方向に導くために、意図的に
人間関係能力(社会性)を高める教育を実践して下さい。


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