幼児教育を語るひろば

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老人と子ども

今日ボランティア活動をしている老人ホームの、クリスマス会がありました。元幼稚
園園長の経験を買われて? 行事の企画・運営を任され、すでに8年目になります。

「歳を取るとだんだん子どもに返って行くから、面倒を見て欲しい。」 と言うことで、
お手伝いを始めました。然し何回か老人ホームの行事を担当しているうちに、私は
疑問を持つようになりました。

誕生会・運動会・クリスマス会・・・・ 色々実施してきましたが、幼稚園の行事と比べ
ると、雰囲気が全く違います。ひと言で言うと、幼稚園は「動」・老人ホームは「静」
しょうか?

幼児が行事に参加する時は、とても生き生きとしています。1週間も2週間も前から、
行事の日を待ち焦がれてソワソワしています。

当日になると行事に参加する子どもたちの興奮は、最高潮に達します。だから何事
にも、とても意欲的に取り組みます。指導している教師たちも、気持ちが高揚してい
ます。そして行事が終了しても、この興奮状態はなかなか冷めません。

一方老人ホームの方は、行事に参加させるのが大変です。殆どの老人は、やる気が
ありません。行事そのものへの関心・興味も、薄いのです。

自分勝手な行動が目立ち、集団活動は苦手です。ゲームをしても、子どもたちのよう
な感情表現はありません。引っ込み思案というより、個々バラバラという感じです。

こんな経験から、老化するともう子どもには戻れないことを、私は知りました。確かに
老人たちはある面で、子どもたちより優れている場合もあります。でもそれはごく限ら
れた身体的・精神的機能面で、部分的に見られるに過ぎません。

老人たちに個人差はありますが、身体的・精神的機能は、総合的に子どもたちより
劣ります。それは成長するものと、退化するものとの違いです。特に身体的機能は
(中でも筋力や肺活量)、どんどん差が開いて行きます。

だからと言って、老人ホームの行事をやめるわけには参りません。生活が単調になり
刺激が少なくなると、痴呆化が現われます。

入所老人たちの頭や体を働かせてもらうために、当分ボランティア活動もお役御免に
はならないようです。


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