幼児教育を語るひろば

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心の病 (3)

ボランティア活動をしている老人ホームのクリスマス会が近いので、その準備で
度々出かけます。老人ホーム入居者の半数は、心の病を抱えていると言っても
よいでしょう。

老人になれば体の各器官が老化してくるのは当然ですが、心も老化してしまうよう
です。というより、心の老化が、老人の生理的・病的老化を早めているようです。

心の老化は、脳の老化です。140億個もあった脳の神経細胞が、加齢と共にどん
どん減少して行きます。物忘れがひどくなるのも、このためです。記憶力だけでなく、
理解力も判断力も衰えてきます。

ところで老年期とは、何歳からでしょうか? ボランティア活動をしている老人ホーム
には、私より若い60歳代の人も何人かいます。私だってよそ様から見れば、立派な
老人です。でも何とか頑張って、人並みに社会生活を営んでいます。

そう考えると「老化」という指標を、ここからと決めるのは難しいようです。

私が老人ホームでよくお世話するNさんは、74歳の男性です。「老年期うつ病」とも、
診断されています。元は寿司職人でしたが、3年前に奥さんを亡くしてから、認知症
の症状が表われ始めました。

昨年までは何とか会話が成立していたのですが、最近は殆ど通じなくなりました。
記憶障害が、目に見えてひどくなってきたのです。

5分前に話したことも忘れますし、食堂から自分の部屋に帰る通路も分からなくなり
ます。機嫌の良い時・悪い時はありますが、全体的に生き生きとした表情や動きが
見られなくなりました。

一般的に老人の体の変化については、本人も家族も気にかけますが、心の変化・
心の病には気づくのが遅いようです。と言うより、意識して心の変化からは、目を
逸らしているのです。

確かに高齢化すると、人生に夢も希望も持てなくなってくるので、何事にもやる気が
出なくなります。生に対する執着心も、薄れてきます。気分が滅入って、ふさぎ込む
こともしばしばです。

こうなると、外出して人と会うのも、億劫になります。閉じこもり勝ちですから、ストレス
が溜まります。つまらぬことにイライラしたり、腹を立てたりします。 「歳を取ると気が
短くなる」と、言われるのもそのためです。みんな老人の心の病が、なせる業です。

ボランティア活動を通して、老人の心の病を少しでも癒す方法は無いものかと、考え
てみました。(治すのは不可能ですが)

次の3点がとても有効と考えますし、これは何も老人に限ったことではないとも思い
ます。参考になさってみて下さい。

1、体の健康を保つこと
 「健全な魂は健全な肉体に宿る」 と言います。

2、規則正しい生活を心がけること
 3食しっかり食べて、起床から就寝までリズムのある生活を心がけます。

3、生きがいを見つけること
 趣味を持つこと・好奇心を持つこと、生きがいのエネルギー源です。


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