幼児教育を語るひろば

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鎌倉五山

過日(11日)知人が鎌倉五山へ行きたいというので、一緒に出かけました。

五山は禅宗寺院の格を表す制度だと言うことは知っていましたが、建長・円覚寺へ
はよく行くものの他の三つのお寺には行ったことがありません。

鎌倉五山は1位の建長寺から円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺の順になっていま
す。1386年に京都と鎌倉に、五山が定められたと言います。


鎌倉駅からタクシーで、先ず浄妙寺へ行きました。1188年の創建、ということです。
西のはずれにあるせいか、参詣客もまばらでした。

かっては七堂伽藍がそびえる大きなお寺だったようですが、今は山門と本堂・客殿
だけです。 杉苔を主とした枯山水の庭園を眺めながら、客殿で抹茶を戴きながら
一休みしました。

浄妙寺を出たところに、竹林で有名な報国寺があります。その少し先には、鎌倉で
一番古い杉本寺があります。せっかくなので、杉本寺に寄りました。

苔むした長い階段を一気に上がり、本堂の十一面観音像三体にお参りしました。
(石段の角が磨り減った古い階段もあるのですが、危険なので現在は通行止め
になっていました。)本堂からも周りの様子からも、如何にも古い歴史が感じられ
るお寺でした。

杉本寺の前からバスに乗り、鶴岡八幡宮まで行きました。さすがに鎌倉の名所、
観光客でいっぱいです。それにちょうど七五三の子どもたちが、家族に手を引か
れて沢山来ていました。

きれいに着飾った幼い紳士・淑女、日本の子どもたちは幸せだなあ・・・ と、つく
づく感じました。みんな無事・立派に、成長して欲しいものです。

ところで七五三の定番「千歳あめ」の袋を持っている子が、少ないのに気づきまし
た。参道に色々なお店が出ていますが、「千歳あめ」を売る店は見当りません。
どうなっているのでしょうか?

折りしも八幡宮の境内にある「鎌倉国宝館」で、開館八十周年記念特別展が催さ
れていました。鎌倉の文化財の殆どが、展示されていると言うので入りました。

実は今回東慶寺の「水月観音菩薩」を見たいと思って同寺に問い合わせたところ、
(予約制のため) 「国宝館に展示中」と言う返事だったので、ぜひ寄ってみたいと
考えていました。

「水月観音菩薩」を拝見していたら、傍にいた中年の女性が 「やはり東慶寺で
ご覧になった方が、仏様としての慈愛を感じますよ。」 と話しかけてきました。
そして 「私は仏像を研究しているのですが、このように陳列してしまうと、単な
る美術品になってしまいますね。」と、言われました。

確かに宗教的な雰囲気を博物館等で再現するには、無理があるようです。この
国宝館でもそれが分かっているので、彫刻・絵画・書跡・工芸と分類して展示し
ていました。それでも国宝10件・重要文化財65件を含む多数の名宝が、一堂
に集められていました。

八幡宮から少し歩いたところに、第3位の寿福寺があります。同寺は非公開中
で、静かな参道だけが公開されていました。山門から本堂を覗いてみましたが、
物音一つしないで静まり返っていました。観光客を寄せ付ける雰囲気は、残念
ながらありません。

それから第1位の、建長寺を訪れました。ここには何回も来ているというわけで、
三門(山門と言わない)・仏殿・法堂だけにお参りしました。

建長寺を出て、第4位の浄智寺へ行きました。 建長寺と比べると、山あいの
質素なお寺です。室町時代までは豪華な伽藍が立ち並んでいたと言われま
す。関東大震災で、殆どの建物が倒壊してしまったそうです。

でも浄智寺は、鎌倉で「谷戸(やと)」と言われる谷合に、お寺を建てたというの
がよく分かるところです。また「やぐら」と呼ばれる山の岩肌を刳り貫いて造られ
た横穴式の墳墓が、いくつも残っています。

最後は、円覚寺へ行きました。建長・円覚寺は簡単に済ませようとしましたが、
何しろ広い境内なので時間が取られます。山門・仏殿・方丈・舎利殿・開基廟
・白鹿洞・黄梅院・・・ 急いで廻りましたが、小1時間はかかってしまいました。

国宝の梵鐘 「洪鐘(おおがね)}を見て帰ろうとしましたが、ちょうどその前で
映画のロケをしていたので人ごみで近づけませんでした。お寺がロケ地として
使われることは多いようですが、昔のお坊さんたちが見たら何と言うでしょう? 
「仏法は庶民のためにある」と、言われるかな?

鎌倉五山を目的に出かけましたが、五山だけでも1日行程では無理です。
市内には140以上のお寺があると聞きましたから、全部見るには1ヶ月
以上は必要ということです。

それでも古都の散策は、時空を越えて私たちを往時に戻してくれます。
お薦めです!


コメント

はじめまして!また、きます。

  • 2008/11/20(木) 13:39:28 |
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