幼児教育を語るひろば

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重陽の節句

昨夜元同僚だった T先生から「重陽の節句」に招かれ、当時の仲間だった6人で
お邪魔しました。 先生はすでに80歳を超えられていますが、若い頃はスポーツ
ウーマンでした。休み時間になるといつも元気な子どもたちの先頭になって、運動
場を飛び回っておられました。

その先生より 「重陽の節句に菊酒を飲むと、1年中病気には罹らないから・・・」と
いうお誘いですから、私たちは 菊酒に釣られて集まったというのが本音です。

お宅へ伺うと座敷の床の間には、菊がいっぱい挿してある立派な花瓶がありまし
た。また窓際にはススキ・オミナエシ・ワレモコウ・キキョウなど、秋の草花が活け
てありました。

T先生の説明によると、中国では菊の花を「重陽花」とか「九花」と言うそうです。
九は陽で、おめでたい数字です。それが九月九日と重なるので、「重陽の節句」
と言うわけです。 またこの頃に菊の花も開花するので、「菊の節句」とも言われ
るのです。

ただしこれは、旧暦の話です。今年は10月7日が、旧暦の「重陽の節句」に当た
ることも知りました。そう言われれば、まだ菊の季節には早いようです。

ただ最近は冠婚葬祭用として1年中菊の花が出回っていますから、あまり季節感
を感じられない花になってしまいました。

早速大きめのぐい飲みに冷酒が注がれ、白い小菊が一厘ずつ浮かべられました。
そして無病息災を祈念しながら、みんなで乾杯しました。花瓶の菊を取って入れた
わけではないので、菊酒用の小菊は別に用意されたのだと思います。

重陽の節句の頃は「白露」の季節と言われて、朝見ると草花にいっぱい露が降り
ています。 そこで菊の花や葉に降りている露を集めて飲むのが、本来の長寿の
薬であることも T先生から教えて頂きました。(これも旧暦での話でしょうが・・・)

月露 光彩を発す この時まさに秋を見る
                   
T先生が子どもの頃は、「菊の節句」を祝う家がかなりあったと言われました。家族
の健康を願うために、大事な季節の家庭行事だったようです。


窓際に飾られた秋の草花は、中秋の名月を迎える準備のようです。T先生が季節の
移り変わりを楽しみながら、老後を過ごされている様子が伝わってきました。

菊酒で火照った体で、T先生のお宅から退出しました。外へ出たら久しぶりに晴れた
南西の空に、上弦は過ぎたと思われる月が白く輝いて見えました。十五夜の名月と
なる準備をしているのでしょうか・・・・


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