幼児教育を語るひろば

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母親業

埼玉で23歳の母親が 泣き止まないわが子に腹を立てて踏み殺した、という
ラジオのニュースを聞きました。驚きのあまり何と言ってよいのか、言葉が見つ
かりません。

おとといは同じ埼玉で3人の子どもを置き去りにして、次男を餓死させ 長女を
衰弱させた30歳の母親に、懲役6年の判決があったというニュースを 聞いた
ばかりです。

後者は子育てから逃れて、自分の時間が欲しかったと言います。 (似たような
理由でわが子を殺した母親は、前にもありましたが・・・) 今回は6歳の長男に
双子の次男・長女(2歳)の 面倒を見るように言いつけて、自分は交際相手と
遊びまわっていたとのことです。

いずれも 呆れるというより鬼畜にも劣る行為に、ただただ唖然とさせられます。
いや鬼畜だって、わが子の面倒ぐらいはみると思います。

長い間教師生活をして得た私の母親像と、彼女たちはまるで180度違います。
私が知る母親たちは、命を張って子どもをを守り育てていました。

その姿を見てきた私は、 むしろ 「世話のかけ過ぎです! 手を抜きなさい!」
「子どもの自立を妨げるから、早く子離れしなさい!」 「子どもだけを生きがいに
しないように!」 などと口すっぱく訴えていました。

普通なら子どもは、母親にとって生きがいであり喜びそのものです。子どものため
なら命を捨てても悔いないのが、母親の心情です。常に子どもは母親の生活の中
で、大きな位置を占めています。ですからどうしても、子ども中心になり勝ちでした。

ある母親に 「少しお父さんに、子育ての役割りを分担させなさい!」 と、注意した
こともあります。でもわが分身と思っている母親には、なかなかそれが出来ません。

散々憎しみ合って別れた夫との間に生まれた子どもでも、自分の分身ですから
愛情を注ぐことが出来ます。この時の母親は、決して子どもを夫の分身とは考えて
いません。

乳幼児期の子育てには、不安や焦燥感が付き物です。子育てが、一番辛い時期で
もあります。だからと言って、子どもへの愛情が薄いというのではありません。むしろ
子どもへの愛情が強いだけ、どうしようという焦りの気持ちになるのです。

幸いなことに子どもは、日々確実に成長を続けて行きます。身体の成長は勿論です
が、心も成長しています。歩くようになれば、対人的・社会的行動もぐーんと豊かに
なってきます。多少の個人差はありますが、身体的な発達と心理的な発達は一致
するものです。

そしていつの間にか子どもたちは、手間がかからなくなります。 親離れの時期を、
迎えます。当然のことですが、子どもが一人歩きするようになると親は子育てから
解放されます。母親も、自分自身の時間を持つ時がきます。そうなると子どもだけ
を生きがいにしているわけには、いかなくなるのです。

育児期間というのは 「その時は時間に追われますが、子離れする頃には時間的
に余裕が出来るものです。 それまでは頑張って、子育てに集中しなさい!」と、
きっとそう神様が決めたものです。

育児が大変といっても、長くて十数年です。 育児が楽しければ、僅か十数年です。
どちらを選ぶかは、育児に対する心の持ちようです。

世間には、色々な母親像があります。 アメリカの大統領選で共和党の副大統領
候補になった サラ・ペイリン アラスカ州知事は、「私はふつうのホッケーママ」と
言っています。

アイスホッケーに行く子どもの世話をして、家事もバリバリこなす。原野で狩りもすれ
ば、サケも釣る。「彼女はアラスカを体現し、タフで清潔だ。」 地元紙は、こう評価し
ています。


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