幼児教育を語るひろば

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2学期始まる

9月1日の朝 幼稚園の門前で、園児たちを迎えた園長時代のことを思い出しまし
た。まっ黒に日焼けして母親と共に登園してきた子どもたちが、私の姿を見つける
とお母さんの手を振りほどいで一目散に駆け寄ってきます。

夏休み中にそれぞれが体験したことを、一生懸命話しかけてきます。次々と登園し
てくる子どもたちで、私の周りに人垣が出来ます。子どもたちは楽しかった体験談
を聞いてもらいたいので、早口で身振りを混ぜながら話します。お互いの声が交錯
して、それはそれは賑やかなひと時でした。

休み中ひっそりしていた幼稚園も、子どもたちの元気な声で溢れます。9月1日は、
子どもたちの成長を確認する節目の日でした。この日を迎えるたびに、春秋に富む
子どもたちの姿を実感しました。私自身も新鮮な気持ちになれる、素敵な日でした。


ところで最近の学校の9月1日は、少し様子が違うようです。 知人の中学校長は
「中学校の話だが・・・」と断って、次のようなことを話してくれました。

「東京のいくつかの区では、授業時間確保のため8月25日から2学期の授業を始
めた。私立学校でも、2学期を早めた学校が多い。防災訓練の後に実力テストなど
を予定している学校もあるので、2学期の始まりという感覚は あまり子どもたちに
無い。」

「生徒たちの夏休みの過ごし方が、昔とは違ってきた。学校のクラブ活動か塾で過
ごす時間が多く、夏休みというより学校生活の延長という感じである。 それ以外の
時間は冷房の効いた部屋で、マンガ・テレビ・ゲームなどで過ごす。友だちとの交流
は、携帯などのメールを利用する。 運動クラブの子はまっ黒に日焼けしているが、
そうでない子は色白で2極化している。」

中学生の話を小学生・幼稚園児に当てはめることは出来ませんが、昔のように外で
近所の友だちと遊びまわることは無いようです。 私たちが子どもの頃の夏休みは、
野山を駆け回り(東京でも雑木林が結構ありました)虫取りや水遊びに日の暮れる
まで遊んでいました。

近所の遊び仲間と群れる機会が無ければ、いまや「幼馴染」・「ガキ大将」・「竹馬
の友」等は、死語になってしまったようです。現代っ子の息抜きの場所は、映画館・
遊園地・ホテルのプール・ファミリーレストランなどでしょうか? それとも海外旅行
でしょうか?

友だちがいない・遊びが無いというのはとても寂しいことのように思えますが、いまの
子供たちにはそうでもないようです。確かにいまは、一人でも遊ぶ手段が色々ありま
す。だから友だち付き合いなど面倒と、考えている子も結構多いようです。

でもそれでは社会性も人間性も育たない、と考えるのは老婆心でしょうか? 

あまりマイナス思考に陥るのは避けて、やはり「9月1日」は 新しいステップを踏み
出す日としましょう!


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