幼児教育を語るひろば

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ひとりぼっちにしない!

子どもも大人も、ひとりぼっちは寂しいものです。人間が群れて生活するようになって(社会生活を営むようになって)、久しくなります。

ただ群れ(社会)が大きくなり複雑になってくると、群れに適応できないではみ出る者も出てきます。はみ出る理由は色々ですが、多くは人間関係づくりが下手なことによります。先天的に体が弱い・力が無い、だから群れについていけないというような場合もあります。

群れから外れると、独りで生きて行くのは大変です。だからと言って群れに留まるのも、辛いことです。然し群れから排斥されて追い詰められると、肉体的にも精神的にもおかしくなってきます。つまり神経症的な症状が、見られるようになってきます。


幸いなことに幼児期までは、いつも母親が傍にいます。多くの子どもたちは、ひとり
ぼっちではありません。と言っても母子関係に恵まれないと、子どもはひとりぼっち
になってしまいます。

ひとりぼっちの子どもの精神状態は、とても不安定です。いつも不安感があって、何かに怯えています。やがてそれがストレスとなって、問題行動を引き起こすようになるのです。問題行動として表われなくても、うつになったり引きこもりになったりします。
放っておくと、情緒障害や精神障害に発展します。

「指しゃぶり」 「つめ噛み」は、ひとりぼっち症候群の最初の症状です。原因はひとりぼっちの不安・緊張・不満などに、起因すると言われます。

離乳直後の赤ちゃんは、100%指しゃぶりを経験します。お母さんの乳首を吸うのは、赤ちゃんにとって快感ですし安心できるひと時です。それが無くなるのですから、不安を紛らわすために、身近にある指をしゃぶるのは肯けます。

指しゃぶりは放っておいても、いつの間にか直ります。 心配なのは、つめ噛みの方
です。小学生になっても、つめ噛みの続く子がいます。そんな時は母子関係がうまく
行っているかを、検討する必要があります。

「指しゃぶり」・「つめ噛み」の他に、「身体(特に性器)いじり」・「チック」があります。
ひとりぼっちの寂しさ・不安・不満の反映でもあるのですが、対人関係に問題のある
場合にも多いのです。

チックの場合は、外から見ていても分かります。顔や体の筋肉がピクピク動く・口を
曲げたり顔をしかめたりする・急に声を出したり立ち上がったりする・貧乏ゆすりを
する ・・・・等々です。5歳以降の男児に多く、7~12歳に顕著です。

母子関係がうまく行かないのは、過保護や過干渉の場合か 逆に幼児虐待や育児
放棄の場合です。子どもの方は落ち着きの無いわがままな子、そして反面神経質な
子に多いと言われます。でもこれは、あくまでも一般論です。

チック等の「ひとりぼっち症候群」を直すには、無理に制止したり叱ったりしても効果
はありません。原因を把握して、徐々にそれを取り除いてやるようにします。辛抱と
時間が、大変かかる治療です。

ひとりぼっちは、心の病気を誘発します。親は子どもの体の病気はすぐに気づきます
が、心の病気はなかなか気づきません。成人するにつれて、心の病気は反社会的
な行動につながり易いのです。

秋葉原の通り魔事件もそうですが、心の病気は体の発達を促しても精神的成熟を
伴いません。特に社会的自立を、妨げてしまいます。

ひとりぼっちで育った子どもは、自分の欲求や衝動を反抗的・反社会的行動で満た
そうとします。

家庭も学校も面白くない・相談できる大人がいない・友人もいない・趣味も無い・スポ
ーツもしない・・・・ 事件を起こす最近の子どもたちは、こんなことを言います。彼らを
ひとりぼっちにしてはいけないと思う気持ちが、少しくどくなってしまいました。


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