幼児教育を語るひろば

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教育の話題から

A紙の夕刊から、教育の話題を二つ取り上げてみます。

過保護な親 大学にも
最近 大学生の入学から授業・進級・就職まで、色々と干渉する親が増えてきたと
報じています。大学側も 「少子化のせい」 「子離れできないせい」と放置できなく
なって、対策を講じるようになってきたというのです。

過保護な親は アメリカでも増えて、90年代からは 「ヘリコプター・ペアレント」と、
揶揄されているようです。常に子どもの頭の上にいて、何かあればすぐに下りてきて
干渉するからだそうです。

「教科書はどこで買う?」
「今日は休みます」
「授業に出ているだろうか?」
「休講だと言っているが本当か?」
「試験が受けられなかったけど どうしたらよいか?」
「教室が一杯で座れないらしい どうなってるの?」


こんなことを電話で、親が大学に聞いてくるそうです。本当でしょうか?

過保護も愛情の現われと受け止めれば、肯ける面もあります。ただ親があまりにも
前に出て、子どもの自立を妨げているとなると問題です。子どもは自分で判断して
行動できず、指示待ち人間になるばかりです。

愛情も、ほどほどです。ではどうしたら、ほどほどになるのでしょうか?

本当ならもう大学生ですから 「教育のことは本人と学校にお任せ!」と、手を引くの
が筋です。でも最近の親は 自分も大学を出ている人が多いので、学校のことをよく
知っています。そのためあれこれ気づいて、意見や要求が多くなるようです。

子離れのこつは、親が子どものために何とかしようという枠を(考えを) 先ず取り外す
ことです。親は子どもに構わず、自分のためだけのことをやればよいのです。枠を外せ
ないでいると、どうしてもあれこれ子どもに干渉します。子どもを意のままに、操作しよ
うとします。

大事なのは、わが子を信じる親の目です。信頼された子は、自分の判断を大事にして
自分で行動します。要は親は自分のことを、優先しなさいということです。特に母親は
お稽古事なり趣味なり、自分のことにもっと時間を使うようにしましょう!


「うそつき」の紙
釧路市の小学校で 他の児童にいたずらした1年生の男児に 「うそつき」と書いた
紙を貼り、多くの児童が見ている前に 座らせていたという記事がありました。

43歳の男性教諭は この1年生男児に注意したけど 「やっていない」と言われた
ことに怒り、頭を叩いたり ふくらはぎを蹴ったりしたというのです。

小1といえばまだ6~7歳、43歳の大人がそれも教師が・・・ 許されるのでしょうか? 
しかもこの男性教諭は 「教育熱心のあまりにやってしまった」とうそぶいているよう
ですが、「教育熱心」の言葉が泣きます。

「叱る」ということは、「口に匕首」です。それに手足で暴力を振るったとなると、暴力
行為以外の何ものでもありません。 それを教師が行ったとなれば、もはや教育は
成立しません。教育は子どもと教師の暖かい人間関係の中でのみ、成り立つもの
なのですから。

仮に子どもが 「やっていない」と嘘をついていたとしても、 なぜ嘘をつくのだろうと 
子どもの気持ちを汲み取ってあげるのが教師の務めです。そうして初めて、指導の
糸口が見つかるのです。

幼い子どもの頭を叩いたり ふくらはぎを蹴ったりしても、子どもは心を閉ざして内心
反発するだけです。そんな分かりきったことを・・・ 教育のイロハのイです。

特に低学年の教師は子どもと共感する心を大事にしないと、お互いの心情は通い
合うことがありません。教師失格です。

このようなニュースに接する度に、元教師として 辛く悲しい思いに苛まれます。


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