幼児教育を語るひろば

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赤ちゃんポストのこと

熊本市の慈恵病院が始めた赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)が、運用開始
から1年になるようです。 熊本市は昨年5月から今年の3月までに、このポストに
預けられた子どもの人数を発表しました。

それによると託されたのは17人で、男児13人・女児4人 内身元が分かっている
のは9人だそうです。預けた親は関東から九州までの、広い範囲に及んでいると
言います。

赤ちゃんポストの是非については、預けた人の内情も多様ですから私も判断し兼ね
ます。17人という数も多いか少ないか? 人によって考えが分かれると思います。

私としては僅か17人なら周囲の人の力で 或いは自治体の力で、子どもを捨てなく
てはならない親たちを何とか救う仕組みはつくれないものかと思います。と言っても
具体策を問われれば、名案は無いのですが・・・

ユニセフの 「世界子ども白書2008」によると、途上国を中心に5歳未満児の年間
死亡数は970万人です(2006年)。1960年代は2000万人でしたから、それで
もずいぶん改善されたことになります。

紛争・避難生活(自然災害も含めて)・貧困・保健環境の悪化・栄養不足・伝染病・・・
等々が、妊産婦や出産直後の母親たちを苦しめています。 とてもまともに、子育て
が出来る環境ではありません。このような途上国でこそ多くの子どもたちの命を救う
ために、赤ちゃんポスト的な活動が必要だと思いました。

1人の命は、地球より重いと言われます。そう考えれば17人という数は、決して少な
いものではありません。 ただ命と人間の幸福とは別の次元にあるため、命の方が
重視され強調されます。命が救われても、幸せかどうか? 難しい課題です。

赤ちゃんポストで救われた命は、親を知りません。 誕生をわがことのように喜んで、
全てを投げ打って子どものために奉仕する親がいません。そうして育った子に、本当
の幸せが巡って来るのでしょうか? 心配です。

人は愛されて、はじめて人を愛することが出来ます。赤ちゃんポストに預けられた子ど
もたちは、人生のスタート時で愛情を拒絶されたことになります。 彼らがせめて人間
不信に陥らないためにも、出来るだけの愛情を注げる環境づくりに 努めて欲しいと
願っています。


コメント

親の愛情に触れることなしに大きくなっていく子どもたちにも、必ず幸せがやってくることを願います。17人のうちの何人かは、母親のお腹にいる間は大事にはぐくまれているでしょうし、親に捨てられた自分を救ってくれた人、その後育ててくれる人への愛情を感じてくれるものと信じたいです。
ゆりかごを作った大人の責任は、そこに来ざるを得なかった子どもが幸せを感じて生きていけるまで、その子どもを守ることだと思います。

  • 2008/05/23(金) 23:33:21 |
  • URL |
  • 東京娘 #-
  • [ 編集 ]

東京娘さんへ

捨てた親への本音は 「甘ったれるな!」ですが、子どもに罪はありませんね。親としての自覚があれば、そこに来ざるを得ないなどという状況にはならないはずです! といくら言っても、難しい問題ですね。でも私は、捨てられる子どもたちに代わって怒っています。

  • 2008/05/24(土) 09:54:30 |
  • URL |
  • 元園長 #-
  • [ 編集 ]

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??? ????±?θ by Goodor Bad

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  • 2008/05/23(金) 07:59:49 |
  • by jp & Blog-Headline