幼児教育を語るひろば

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五月病あれこれ

5月になってからの東京の天候は、不順です。先週から今週にかけては、冬のような寒い日が続きました。途中台風も、かすめて通り過ぎました。それがこの2・3日は、初夏を思わせるような爽やかな陽気です。体調も、おかしくなるわけです。

「五月病」という言葉は昔からあったので、5月は元々こんな気象環境なのかも知れません。 ところで五月病とは、どんな病気でしょうか?

一般的には今頃の新入生や新入社員の、ノイローゼ症状を指すようです。入学(園)・入社してから約1ヶ月、慣れない環境での緊張からそろそろ疲れが溜まる時期です。実際に様々な病的症状が、身体上に現われてきます。

病的症状を調べてみると、疲労感・頭痛・めまい・食欲不振・胃痛・下痢・便秘・不眠・脱力感・集中力低下・・・・ 等々です。中には気持ちが落ち込む・自信を無くす・劣等感にさいなまれるというような、心の病的なものも見られます。

自覚症状の程度も、色々あるようです。非常に気にして、重病と思い込んでしまう人もいます。また本人は気づかずに、周りの人が心配する場合もあります。

いずれにしても五月病にかかると、学校(園)や職場へ出かける気持ちがなくなります。乗り越えられないと、学校や会社を辞めるようなことにもなりかねません。


五月病にかかった子どもの場合は、どうなのでしょうか? 共通しているのは、漠然とした不安感を抱いていることです。もちろん体調不良に対する不安が根底にあるのですが、学校(園)生活への不安も付きまとっています。放っておくと、学校(園)恐怖症にまで発展する場合もあります。

特に幼児の場合は、特徴的な症状が現われます。元気が無くなる・ぐずる・泣いたりわめいたりする・些細なことで怒ったり当り散らしたりする・赤ちゃん返りして甘える
・はしゃいだり寡黙になったり変化が激しい・夜泣きする・食欲が無い・・・等々です。

この1ヶ月間幼稚園や保育園での生活で、自分の欲求が満たされていないのかも知れません。それに対する反応と疑って、園の先生に相談してみることが大事です。

この種の五月病は、完全欲の強い子どもが罹り易いと言われます。完全欲の強い子・理想の高い子は親の影響によると言われますから、家庭教育も見直すチャンス
でもあります。

逆に気持ちの優しい子・傷つき易い子も、この1ヶ月でストレスがけっこう溜まっています。本人が黙っているので気づかない場合が多いのですが、子どもの様子を注意して観察するようにしましょう!

五月病と一口に言っても、千差万別です。症状によっては、お医者さんの治療を受けなくてはならない場合もあります。幼稚園や保育園の先生に相談した方が、よい場合もあります。

いずれにしても、その原因を把握することが大事です。五月病だからと言って親が
ただ励ましたりなだめたりしても、原因が分からなければ効果はありません。

子どもの方も、4月から色々と葛藤があったはずです。子どもの気持ちをよく汲み取って、その心情や立場を理解してあげる必要があります。

ゴールデンウイークのお休みで、家庭と園の生活リズムは狂っています。園の生活
リズムに戻れたかどうか、確かめましょう!

五月病にかかっていると気づいたら、あせって対応(治療)するのは危険です。徐々に本人が立ち直るのを、助けるようにしましょう! 大人の五月病も、同じです。


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