幼児教育を語るひろば

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心をのぞく

朝日の夕刊で一昨日から、「心をのぞく」という連載コラムが始まりました。複雑怪奇な人間の心を、どう覗こうというのか? 私はタイトルに興味を持ちました。

01年9月11日 同時多発テロを体験したニューヨークの人々は、「ベインフル(痛い)」と盛んに口にしていたそうです。誰でも悲惨な光景を目のあたりにすれば、直接自分が痛い思いをしなくても心は痛みます。

痛みと感情は、結びついていると言います。注射と聞くと、する前から痛みを訴える人が沢山います。中2の孫も注射が嫌いで、される前から大騒ぎをします。

生理学研究所の柿木教授は、「心が痛いと感じた時は、本当に痛いのです。」と言われます。ただ脳には痛いという感覚を抑制する仕組みがあるので、人によって感じる痛みの程度は違うそうです。孫の大騒ぎも、本当に痛いと感じているのだと納得しました。

現在では「機能的磁気共鳴断層撮影fMRI)」で、物理的な痛みも心の痛みも 脳がどう感じ活動しているか分かるようです。

fMRIのパターンを解析すると 「その人にしか分からないことを、外から読み取れる
可能性がある。」と、東京大の坂井準教授は言います。他人の主観的な世界にも、
入り込めるというわけです。


昨日の「心をのぞく・2」では、「潜在的な脳の働きが、人の行動に大きな影響を与えているらしい・」とありました。

カリフォルニア工科大の下條教授によると、「人は初対面の人が自分にとって好ましい人かどうかを、自動的に反応して瞬時に見分ける。」と言います。

ドイツでコンサルタント会社を経営するクリスチャン・シャイアさんは、「人の意思決定の殆どは、潜在的だ。」と強調しています。消費者はわれわれが考えているほど、合理的に行動しているわけではないと言うのです。

例えばこれまでは 「消費者の欲望は、注意を喚起すれば引き出せる。」と考えられていたが、シャイアさんによると逆で、「人はそもそも欲しい物しか注意を払わない!」と言うのです。しかも「本当に欲しい物は、その人でさえ自覚できないところで自動的に決まっているのかもしれない。」と言います。

[潜在的な脳の働きの解明がすすめば、「私」の自由意志による行動の責任は「私」がとるという現代社会の前提さえ、揺さぶられかねない。]と言っています。

fMRIなる機械で人間の心を覗かれては、今まで隠していたこともどんどん暴かれそうです。きょうの夕刊にはどんなことが書かれているのか? 楽しみです。


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