幼児教育を語るひろば

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生まれてからでは遅い ?

雑誌を読んでいたら、「立派な人間に育てるには、生まれてからでは遅い。子育ては 結婚した時にどんな家庭を築きたいか、どんな子に育てたいかと 夫婦で考えた時から始まる。」と書いてありました。

人間は3歳くらいまでに 心身共に基本的なものは出来上がってしまうそうですから、早いに越したことには間違いないようです。

でも 生まれる前から子育てが始まると言われても、ピンときません。そうだとすると、教育という仕事も見直す必要があります。

ただ従来も、0歳以前を重視するようにとは言われていました。お医者さんも妊娠2~3ヶ月頃に、、胎内環境は生まれてくる赤ちゃんに影響を及ぼすと言っていました。

私たちの脳細胞は、胎児の頃に殆ど出来上がると言われます。だから頭の良し悪しも、生まれる前に決まってしまうというわけです。つまり妊娠中に母親が十分栄養を
摂って 胎児に供給すれば、脳や内臓もしっかり形成されるのです。

妊娠中の胎内環境は、母親の精神的な影響も受けます。不安やストレスがあったら、赤ちゃんにもよくありません。

かって、「胎教」という言葉が流行りました。母親が落ち着いて読書をしたり音楽を聴いたりすると、 脳中枢も安定し ホルモンのバランスも取れて、お腹の赤ちゃんは
順調に成長すると言われます。

しかし「胎教」には 迷信や俗説もありますから、注意が必要です。

ところで「地蔵信仰」は、古くから日本人の中に生き続けてきました。「地蔵」はサンス
クリットで、「クシチガルブハ」と言います。 「クシチ」は「地」で、「ガルブハ」は「包む」
こと 包蔵することです。

本来インドでは、大地の象徴である 「地の神」のことでした。中国に入って「地蔵」と
訳されました。大地が様々な物をその中に包み込み 人々を満足させる「お地蔵様」
になりました。

女性が 「子宮で胎児を包んで育てる」、という意味もあったようです。こう考えてくると
「生まれてからでは遅い」説も、肯けます。

最近に始まったことではないようですが、 「望まざる妊娠」が増えているようです。 
「すでに子どもがいて、これ以上増えると経済的に苦しい」 という声も聞きます。
未婚や未亡人の場合も、そうでしょうか?

「望まざる妊娠」の結果から生まれてきた子どもは、「望まざる子ども」になってしま
います。そうなると、親は責任持って子育てが出来ません。子どもを育てる自信も、
ありません。

「望まれない子ども」たちは、 どうなるのでしょうか? 育児放棄や幼児虐待だけが
待っているとしたら、これほど虚しく悲しいことはありません。

すべての子どもたちが、ぜひ「生みたい子ども」として生まれてくるように願っていま
す。周りから祝福された結婚ならば (結婚式を思い出してみましょう!)、 妊娠は
天の(自然の)福音です。

子育てに、遅い早いはありません。子育ては、自然の営みです。 あなたの子育て、
今からでも十分間に合います。


コメント

わが子をお腹に授かったとき、思いがけず「切迫流産」と診断され、喜びを味わう間もなく、いろいろな心配事が頭を駆け巡りました。涙ながらに職場に向かった私に、上司は、「仕事のことは心配せずにお腹の赤ちゃんを大切にして、仕事は休みなさい」と、きっぱりと私に諭してくださいました。今、子どもは元気な3年生になりました。あの時、子どもが私のものだけでなく、夫婦だけのものでなく、たくさんの人から大切にされて産まれてくるものなのだということを教えていただいたのだと、心から感謝しています。
悩みもあるけれど、子どもを大切に温かく見守って育てていこう、たくさんの人に助けてもらい、たくさんの人とつながりながら、この子が育まれていけるようにしたい、と改めて思います。

  • 2008/04/09(水) 22:27:35 |
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  • 東京娘 #-
  • [ 編集 ]

東京娘さんへ

夏川りみが歌う「童神」にもあるように 子は天からの授かり者です
(私は預かり者だと思っています)
立派に育てて 天の期待に応えるのが 親の務めです
立派とは人を愛し愛され 信頼し信頼される 豊かな人格を備えた人のことです
人を蹴落としてエリートコースを突っ走るのが 立派と思う親が多いのは残念です
これからも多くの人たちが お子さんの成長を 暖かく見守ってくれることでしょう! 

  • 2008/04/10(木) 10:08:01 |
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  • 元園長 #-
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