幼児教育を語るひろば

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無職者

最近の事件では容疑者や犯人が、「無職」と報じられることが多いように思います。
昨日の JR荒川沖駅前で8人を殺傷した事件も、犯人は無職でした。他の事件の
犯人を見ても、けっこういい歳なのに無職が目立ちます。今は豊かな時代なので、
あまり働かなくても生活できるからでしょうか?

私たち年代の者が 高校なり大学なりを卒業した頃は、必ず就職しました。それは
家庭の経済的事情が、 決定的な原因でもありました。 学校へ入って卒業したら
就職するというレールが、敷かれていました。

今は学校を中退するのも平気ですし、 卒業して就職しなくても 咎められません。
「豊かな時代だから」と、言ってしまえばそれまでですが・・・・

就職しない訳は、豊かさのためばかりではないようです。 あまりにも組織化された
非人間的な企業体質、非正規社員の雇用を増やして 賃金の抑制を図る会社経営
などが、人々の働く意欲を奪っているようです。今どきの若者たちはそんな会社では
働く喜びや誇りが持てないと、就職を敬遠してしまうのです。

それから、高校・大学の教育も影響があります。未だに多くの学校は知識重視・成績
重視で学生を選別し、彼らの進路を決めています。学生の能力・個性に応じた指導が
行われていないので、会社が求める個性的な人材も育たないのです。

ですから最近は就職を真剣に考える学生は、専門学校を選びます。専門学校の方
が、社会の変化や会社(仕事)の変化にも即対応できます。就職に必要なノウハウ
を、専門学校ではきめ細かく指導してくれます。
(いまの学校教育に、いちばん欠けていることでもありす。)

そう考えてくると無職の 特に若者たちは、豊かさと学校教育の犠牲者なのかも知れ
ません?

もちろん無職の若者たちにも、責任はあります。親にも、あると思います。中学・高校
いや大学の入学試験にまで、親がついてくる時代です。 愛情のためとか 親として
最低限出来ることだからとか言いますが、過保護以外の何物でもありません。

過保護は、依頼心を育てます。自立心は、育ちません。依頼心が強くなると、「お宅」
とか 「引き篭もり」につながる心配が出てきます。 豊かな時代ですから、「お宅」や
「引き篭もり」になっても生活できます。

依頼心が強いと、社会性も育ちません。社会性が無いと人間関係が希薄になります
から、 狭い閉ざされた環境で生活することになります。 未来に向かって、開かれて
いる人生ではありません。

本人・家庭・学校等に責任をかぶせるのは簡単ですが、 行政にも責任があります。
無職の若者たちをバックアップする体制が、まだまだ十分とは言えません。

このように、「無職者」を生み出す要因は色々です。 無職者は、いま就職について
格差・苦しみ・諦め等を強いられています。 今こそ社会の多くの力が(家庭・学校・
企業・行政等が)、彼らを無職から解放するために智恵を出し合う時だと思います。

彼らが起こす事件は、私たちへの警鐘ではないかと考えさせられました。


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