幼児教育を語るひろば

幼児教育を語るひろば

行儀とは?

電車内での、体験談です。昼近くの下り電車は、比較的空いていました。私の隣の
席に、身なりの整った親子連れが座りました。子どもは男の子で、2歳ぐらいです。

男の子は外の景色が見たいので、すぐにひざまづくような姿勢になって顔を窓に押し
付けていました。母親は「お行儀よくするのよ!」と、声をかけました。男の子は靴を
履いたままですが、母親は気づかない様子です。

母親はすぐに携帯電話を取り出して、誰かにメールを打っていました。その相手から
返事がきたようで、また夢中になってメールをしています。

男の子は外の景色に厭きたらしく、前向きに座り直しました。 靴底が私のズボンと
座席の縁をこすりました。私はつい 「靴を脱ぐといいよ」と、子どもに声をかけました。
子どもは母親の方を見ましたが、母親は相変わらず携帯電話に夢中です。

結局子どもは、靴を脱ぎません。子どもは自分の肩にかけていたバッグから、「ビスコ
・クリームサンドクラッカー」と 表示されたお菓子の箱を取り出して食べ始めました。
クラッカーですから、食べかすが飛び散ります。母親はチラッと子どもの方を見ました
が、おとなしくしているせいか別に気にも留めません。

座席を靴の泥で汚したり 食べかすを散らかしたりすると、後に座る人は迷惑を受けま
す。母親が最初に 「お行儀よくするのよ!」と言ったことは、他人に迷惑をかけないと
いうことを 先ず考えなければならないはずです。

靴で汚した座席は叩いてきれいにする、 食べかすを散らかしたら拾わせる、それが
行儀よくさせるために取るべき親の態度だと思います。「行儀がよい」ということは、
よき社会の一員としてよいマナーを身につけるということです。

ここで問題なのは せっかく「お行儀よくするのよ!」と声をかけたのに、母親は携帯
電話に気を取られて 子どものことをちっとも見ていないということです。

行儀をしつけたかったら、形式的に 「行儀よくしなさい」と言っても効果はありませ
ん。声をかけた以上、責任もって子どもの行動を見ていなければダメです。本物の
行儀のよさは、心の中に育つのです。

内に誠(まこと)あれば 外に形る(あらわる)」 と、 言います。若いお母さん方に、
子どもをよく見て 本物の行儀をしつけて欲しいと願っています。


コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://freesia7.blog10.fc2.com/tb.php/653-51d96e3b