幼児教育を語るひろば

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教師とは?

長野県栂池(つがいけ)高原で、スキー実習をしていた愛知大学の学生が、雪崩に
巻き込まれて女子学生2人が死亡しました。 指導していた男性の非常勤講師が、
無謀にもスキー場が閉鎖していたコースに入ったためだそうです。

雪崩が発生しそうで命を失う危険が予測できたから、スキー場もコースを閉鎖したの
でしょう。「それなのに何故?」 誰もが疑問に思ったのではないでしょうか? 
入ってはいけない芝生に入ったのとは、わけが違います。

非常勤講師といえども、教師です。生徒の安全を(安全で楽しい学習環境を)守るの
は、教師としてのイロハのイです。
指導の基底に、いつも無くてはならないことです。

私は校長・園長時代、遠足を引率する先生方によく言いました。「安全に無事行って
帰ってきたら、遠足は99%成功!」 
と。


近年教師は、専門職として位置づけられるようになりました。つまり、教育のプロ
です。プロだからこそ、親も安心して子どもを預けるのです。

1966年のILO-ユネスコ(国連国際労働期間)の「教員の地位に関する勧告」
では、教師を次のように定義しています。

「教職は専門職と、考えられるべきである。それは、厳しい不断の研究により得られ、
かつ維持される専門的知識及び技能を教師に要求する公共の役務の一形態であり、
また、教師が受け持つ生徒の教育及び福祉について、各個人及び共同の責任感を
要求するものである。」


この勧告では専門職としての教師に、「深遠な知識と専門化された技術」、「すべて
の生徒の教育と福祉のために、 個人的な責任感と共同の責任感を持つ。」
ことを、
要求しているのです。

繰り返しますが、教師は教育のプロです。「判断が間違っていた、申し訳ない。」で
は、済まないのです。

ILOの考えについていけない教師は、即刻その職を辞すべきだと思います。

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