幼児教育を語るひろば

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今年の世相を表す漢字は、「偽」だそうです。

「偽」の意味を辞書で調べると、あざむく・ごまかす・にせ・うそ、などと出ています。
熟語としては、偽印・偽作・偽書・偽証・偽称・偽装・偽筆・偽名・虚偽・真偽などの
言葉が並びます。

そう言われれば、思い当たる出来事がいっぱいありました。それが今も、ずうっと
続いているような気がします。

話は少し逸れますが、浜の砂子と何とやら世に悪人の種は尽きません。政界の
汚職・食品会社の偽装に怒りを覚え、毎日のように報道される暴力・殺人事件に
嘆き悲しみました。

交通死亡事故も、立派な殺人事件です。福岡市で幼児3人が飲酒運転の車に
殺害された事件も、危険運転致死傷罪に問うのが難しくなったとの報道です。
庶民感情としては、どうしても納得できません。

最近は自転車にぶつけられて、死亡する人もいます。今年はそんな事故が、
6件もあったそうです

そういえば繁華街をわが物顔で突っ走る自転車、携帯電話で喋りながらスピードを
落とさずに走る若者、曲乗りまがいに2人乗りで歩道を乗り回す高校生、夜も無灯
火で走り回る老若男女、等々。 (若者だけではありません)

「ルールが守れないなら乗らない、乗るならルールを守る。」 たったこれだけの、
簡単なことです。


岡山県で、高1の男子生徒が自殺しました。背後に、暴力行為があったと報じられて
います。どうしてこのような事件が、繰り返されるのでしょうか?

理由は色々考えられますが、遠因として手をこまねいている大人の責任もあると思い
ます。それは、次のようなことから言えます。

 1、核家族化に伴う過保護・過干渉。
 2、成績中心の家庭・学校教育。
 3、家庭・地域の教育力の低下。
 4、生活環境の悪化。
 5、家庭崩壊。         等々。



話を「偽」に戻します。

「嘘つきは泥棒の始まり」と言いますが、青少年問題でも「嘘つきは非行の始まり」と
言います。

ただ日本には昔から「嘘も方便」とか、「嘘つき世渡り上手」という言葉がありました。
事が円滑に運ばれるなら、嘘も許されるという気風があるのです。

実際に「嘘をついた方がよい場合がある」と思っている人は、多いようです。確かに
「嘘をついたこと無い」という人は、いないと思います。

幼児期は想像と現実の区別がつかないために、嘘をついていることにも気づきま
せん。もの心つくようになると、嘘と知りながら嘘をつくようになります。

嘘をつく最大の理由は、叱られたくないため・自分を守るためです。その他には、
自分の欲望を満たすため・自分をよく見せたいためなどがあります。

嘘をつかないことは大事なことですが、弱い人間のことですからつい嘘をついて
しまいます。嘘が多くなると、非行化している場合もあります。非行化している
から嘘をつく場合もあります。

一般的に、嘘は非行化の兆しです。子どもの嘘は、早いうちに摘み取った方が
よいことは言うまでもありません。

ただここで一番大事なのは、「嘘つきは悪い!」と決め付けてはいけないのです。
「なぜ嘘をつくのか?」と、子どもの心を汲み取ってあげることです。

来年の世相を表す漢字は「正」「清」にしたいものです。


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