幼児教育を語るひろば

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姉妹 2

環境

個性は、環境によって育てられると言われます。でも同じ家庭だから、同じ環境で
育ったというわけには参りません。

同じプランターへ蒔いたアサガオの種も、育ち方はずいぶん違います。すくすく逞しく
育つものもあれば、ヒョロヒョロしてひ弱そうなものもあります。

種の違いでしょうか? 養分の摂り方の違いでしょうか? 日照や風通しの違いで
しょうか? 人間の場合も、同じじだと思います。

「環境」というと「物理的環境」を指すように思われ勝ちですが、実は接する人間との
相関関係によって変化するのです。

劇場でお芝居を観ていると、個性的な役者さんが登場したとたんに舞台の雰囲気が
ガラっと変わることがあります。

家庭でもそうです。父親がいる時・母親がいる時・子どもたちだけがいる時・・・・
家の雰囲気は、ずいぶん違います。

これは、「心理的環境」の影響を受けるからです。子どもの心理的環境の違いが、
個性の違いを生み出すと言います。

(前置きが長くなりました)

話題として取り上げた姉妹の個性(性格)がずいぶん違うので、母親は心配します。
そこでなるべく、物理的環境を同じに(平等に)しようと心がけます。

姉は好きな本を買って貰ったり、テレビゲームのソフトを買って貰ったりするのを喜び
ます。妹の方は姉が喜ぶものを貰っても、あまり嬉しくありません。それよりはお気に
入りのスポーツシューズやトレーナーを買ってもらった方が、感激します。

その上プロスポーツを観戦するような機会に恵まれれば、大喜びします。姉の方は
スポーツには、全く関心を示しません。

姉は自分の部屋で1人で勉強する方が、落ち着くし集中できると言います。反対に
妹は、勉強道具を皆が集まる居間に持ち込んでやる方が、かえって落ち着くと言う
のです。

姉は私立中学校へ通っていますから、近所に友だちがいません。帰宅してから外で
遊ぶということは殆どありません。友だちとの交流は、もっぱらパソコンや携帯電話の
メールに頼っています。

妹は幼稚園・小学校を通じての友だちが、常に近くにいます。だから通学の行き帰りも、友だちと一緒です。外で遊ぶ機会も、姉よりはずっと多くなります。

友だち関係だけでなく、地域での人間関係を見ても、妹の方が姉より広く豊かなことが分かります。

こう見てくると姉妹に同じ物理的環境を用意しようとしても無理ですし、またその意味もありません。

環境が個性を育てると言いましたが、個性と環境がどう調和するかという問題でも
あるのです。そこで「物理的環境」と「心理的環境」の調和を援ける役割を担うのが、
親の役目となるのです。

一般論として、姉に対して親は過保護・過干渉気味になりやすいものです。ですから
姉の方は親への依存心が強く、自立も遅れると言われます。

妹の方は、小さいときから姉の行動を見て育ちます。親も子育てに慣れて、少し手を
抜きます。妹は自然と姉に負けまいと、積極的になります。時には反抗・攻撃的にも
なります。だから、自立も早いと言われます。

あくまでも、一般論ですが・・・

では親はどう姉妹と接するのが、望ましいのでしょうか? 環境の調和を援けるとは、
どういうことでしょうか?

私は、「共感し合える親子関係」を築くことだと考えています。


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