幼児教育を語るひろば

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オスの役割

北海道の函館で22歳の男性が、大学時代同級生だった女性を刺殺する事件がありました。それが教育系大学で学んだ? というので、二重のショックです。

片思いの果てに、あるいは恋愛感情のもつれから、男性が凶行に走る事件はよくあります。本来女性や子どもを守る立場なのに、どうなってしまったのでしょうか?


多くの動物たちは、「なわばり」を作って生活します。

ある種のサルの「なわばり」では、オスザルはメスザルや子ザルを守るために涙ぐましいほどの努力を強いられます。

外敵を警戒しながら常に「なわばり」の生活環境を整えて、「なわばり」のために一生懸命食べ物を探し集めます。オスザルにとっては、なかなかの重労働です。

集められた食べ物は、先ずメスザルや子ザルに分け与えられます。(これにはオスザルの頂点にいるボスザルの、統率力が必要です。)

オスザルには、本能的に攻撃性があります。それは、「なわばり」を守るための必然的な行為です。でも彼らは、争いを避けるために色々と工夫をしてきました。

敵が近づくと声を出して威嚇したり、「なわばり」を示すために尿などでにおい付けをしたりします。このようにオスの攻撃性は、どんどん様式化してきています。


ところで、人間のオスはどうでしょうか? 人工の武器が発達している現代です。
サルたちの「なわばり」以上に威嚇・暴力・戦いが様式化されなければ、人間の
社会(なわばり)は壊れてしまいます。

というより人工武器の発達のため、人間の「なわばり」はすでに崩れ始めていると
言っても過言ではありません。

人間の場合攻撃の転位行動は、サル社会より進歩しました。「なわばり」を主張するためのにおい付けなど、もう必要ありません。

挨拶・話し合い・微笑・握手・抱擁・約束・きまり・会食・スポーツ・会合・グループ
・・・・・ 私たちの転位行動です。

人間は攻撃性をコントロールする手段を、色々と見つけ出しました。さらに感情的な
行動を、理性でことロールすることも出来ます。


男が女性へ暴力を振るったり、殺人事件のような凶行に走ったりするのはなぜか?

私は男が家族単位の生活から一人立ちする時に、問題が発生すると思っています。それは家族間の愛情と、社会へ出て感じる異性への愛情感覚に大きなズレがあるからです。前者は相互扶助的な雰囲気がありますが、後者にそんなものはありません。

動物の社会では、メスを求めるには優位なオスであることが必要条件です。
劣位なオスは、メスから拒否されます。

人間社会で優位な男性とは? どいう男性のことでしょうか?

人間の「家族」も、小さな「なわばり」と考えられます。それぞれの「家族」は違う内容・組織で、それぞれ区別されています。

この区別が分からないで育つと、自分の価値観を他人へ押し付けるようになってしまいます。社会へ出て異性に好意を抱くことは、他の「なわばり」との交流を求めることでもあるのです。

他の「なわばり」で自分を優位に見せるには、より理性的で慎重な行動が必要であることは言うまでもありません。

愚かな男性が起こす事件を嘆きながら・・・・


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