幼児教育を語るひろば

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頭の良し悪し (3)

好きこそものの上手なれ
「勉強は嫌い!」という子どもは、大変多いようです。(大人も) 嫌いなものを好きに
なれというのは、難しい話ですね。

ただ、「食わず嫌い」ということがあります。そういう場合は、好きになる工夫が
必要です。

「理科が大嫌い!」という子どもの殆どは、実験・観察の経験が不足しています。
「百聞は一見にしかず」、自然の事象に直接触れたというだけで、理科が好きに
なったという話は、よくあります。

(私の経験から) 学校の池を掃除した時、その池の泥を顕微鏡で、子どもたちに見せたことがあります。初めて顕微鏡で珪藻を見て、その美しい形に、子どもたちは感激していました。池の掃除はいやいややっていたのに、その変わりように、私の方がびっくりした覚えがあります。

勉強好きにさせる、ヒントになると思いました。

幼児期の子どもは、親の影響を強く受けながら、成長して行きます。両親が音楽好きなら、子どもも音楽好きになると言われます。

親が音楽を楽しんでいる家庭は、和やかで明るい雰囲気だと想像できます。そんな
環境で育つ子どもは、安定し、自然と音楽に親しむようになるのです。

絵画でも読書でも、同じことが言えると思います。算数も国語もそうです。両親の姿勢が、大きな影響力を持っています。勉強を楽しむ両親の姿に、子どもは自然と引き込まれてしまうものです。

「勉強は楽しいよ!」と、どう演出して見せるかが、お父さん・お母さんに問われますし、腕の見せどころでもあります。


テスト至上主義
頭の良し悪しを見分けることを前提にしたのが、知能テストです。テストの結果が悪ければ、頭が悪いと診断されます。でも、それでよいのでしょうか?

そこに、知能テストの落とし穴があります。

昔から、知能テストは記憶型には有利だが、思考型には不利だと言われています。「頭の良さの決め手は、記憶型と思考型のどちらか?」という議論も、以前からあり
ました。確かに従来の内容では、記憶型の方が有利です。

実は知能テストの内容を少し変えると、テスト結果が大きく変わります。例えば、創造性を問うような問題や、独創的な思考力を必要とする問題を加味すると、思考型の方がずっと有利になるのです。

いずれにしても、テストは一定の枠に人間をはめ込んで、調べているに過ぎません。テストの結果で序列をつけるのは、簡単で便利です。でも、テストで子どもの真の
価値や、人間性を調べることは出来ません。むしろ、子どもの持っている大切なものを(心を)、損なってしまう心配があるのです。

先生がチューリップの花を子どもたちに配って、「バラバラにして、花の様子や、花びら・めしべ・おしべの数を調べてごらん。」と言ったところ、「バラバラにするのは可哀そう!」と、花瓶にさしたまま調べている子がいました。この子を、「課題に答えていないから」と言って、×に出来るでしょうか?

テストで枠付けすればするほど、子どもの頭はひ弱になってしまうのです。

テスト至上主義、偏差値崇拝の裏には、家庭・学校・社会の完全主義・成功主義が
チラチラ見え隠れしています。

「我が子を成功させたい。失敗はさせたくない。」ということは、「世の中の落ちこぼれにしたくない。」という気持ちの表われです。「うちの子は、うちの子。」と、わが子の良さを認め、「わが道を行く」子どもの姿を、見守る余裕が無い証拠でもあります。

テストが万能で無いことを、あらためて考えてみませんか。・・・

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