幼児教育を語るひろば

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梅雨のころ

6月も10日を過ぎました。このところ、春と夏が入り混じったような陽気が続きます。温暖化のせいでしょうか? 今年は空梅雨という噂もあります。どうなのでしょう?

梅雨時は鬱陶しいので、日本人(特に都会人)は、6月に好意を抱いていません。
ヨーロッパの人は、6月を手放しで、美しい月と喜んでいます。6月は「月々の中の月」だそうです。

暗く長い冬を過ごして来たヨーロッパの人たちにとって、6月は日照時間も長いし、雨も少ないので、いっそう明るく美しく感じるのでしょう。

ちょうど今頃は、各地からホタル便りが届きます。私の家の近くでも(東京・練馬区)、かってはホタルが飛び交っていました。昭和40年(1965年)頃の話ですから、もう
40年以上も前になります。

公園の池から流れる小川に、ホタルが棲んでいたのです。現在は、池も小川もコンクリートで固められて、当時の面影は全く残っていません。

ホタルの語源は、「火垂る」説と「星垂る」説があります。英語では、ファイアー・フライと言うので、「火垂る」説が有力ですが、「星垂る」説の方が、ロマンがあってよいと思うのですが・・・

  音もせで 思いに燃ゆる蛍こそ
  鳴く虫よりも あはれなりけり
  (後拾遺集・源重之)

ところで、梅雨時の子どもたちの様子は、どうでしょうか? 大人にすれば「じめじめ感」が先に立って、敬遠しがちです。ところが子どもたちは、意外に梅雨が大好きです。生命は、水から誕生したと言われますから、本能的なものがあるのでしょうか?

幼稚園在職中も、そんな光景とよく出会いました。雨降りでも、園児たちは元気で園庭へ飛び出します。「風邪をひくよ」と注意しても、平気です。顔まで泥んこを跳ね上げて、はしゃぎ回っていました。

子どもは、晴れた日でも水いたずらが好きです。土を水でこねてお団子を作ったり、手で水のかけっこをしたり、夢中になって遊びます。ですから梅雨も苦になりません。

雨にぬれた後、泥んこで汚れた後の始末さえしっかり出来れば、雨降りの中での遊びも、許可してあげましょう。

ところで、雨にも色があるそうです。中国では、青雨・黒雨・白雨・緑雨・紅雨が降ると言われます。(倉嶋 厚著「四季暦」より)

若葉の頃の頃の雨が、青雨・緑雨だそうですから、ちょうど今頃の雨の色だと思います。黒雨は、黒雲の下のどしゃ降りの雨の色です。白雨は、にわか雨・夕立の雨の色です。黒雨白雨は、黒い雲の下を白いすじを描いて、横殴りに降る雨の色だそうです。

紅雨は、紅の花の散る様子を表しているようですから、日本の桜吹雪のような表現でしょうか? いずれにしても、雨の色と言うよりは、雨の状景を表しているようです。

そろそろ、全国的に梅雨入りの頃と思います。子どもと一緒に、梅雨の季節を楽しんでみませんか。

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