幼児教育を語るひろば

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小・中学生の自殺

警察庁がまとめた自殺統計によると、小中学生の自殺が増えているようです。自殺の原因や動機は色々ですが、「学校問題」が多いとのことです。「学校問題」と言えば、成績不振・勉強疲れ・進学問題・学校嫌い(いじめや教師の叱責による)などが考えられます。

ちなみに、警察庁が発表したまとめによると、昨年19歳以下の少年の自殺者数は
20352人で、一昨年より82人増えました。「学業関係」を理由にしたものが2349人で153人の増加だそうです。

自殺に追い詰められる子どもたちを、どうしたら救えるのでしょう? 何と言っても、
一番身近な親が、そのサインに気づいてあげることです。

先日、学校のトイレで出産した女子高校生のことが、報じられていました。彼女を知る周りの人たちは、妊娠に気づかなかったと言います。親はどうだったのでしょうか? 特に母親は・・・

妊娠した女子高校生の無知・愚行にもあきれますが、母親も気づかなかったとすれば、親失格と言われても仕方ないでしょう。

話を戻しますが、自殺を考えている子どもは、何かしらサインを出していると言われます。人間なら、自殺を考えないまでも、気持ちが落ち込んだり憂鬱になったりすることが、よくあります。

そんな時は、元気がない・顔色が悪い、食欲がない・無口になる等々、色々と変化が見られます。逆に、かんしゃくを起こしたり落ち着きがなくなったり、興奮状態になる
場合もあります。

自殺を考える子どもたちのサインも、こんなところに現われるのではないでしょうか? これらはみんな、家庭内で気づくことができる症状だと思います。

親が気をつければ察知できるものの、問題は気づかないというか、無関心な親の場合です。つまり、親子関係が極めて薄い場合です。

では親子関係を強くするには、どんなことに気をつければよいのでしょう? (気をつけなければ、親子関係が薄くなってしまう場合です。)色々ありますが、次の3点を強調したいと思います。

1.聞き上手になる
 子どもの話を、最後まで聞く姿勢です。子どもの話に、できるだけ口をはさまないというのは、忍耐のいる仕事です。子どもの世界というのは、聞いているうちに理解できるものが、いっぱいあるのです。

子どもの方も、聞き上手に出会うと、心を開き・信頼を深め・尊敬するようになります。よい聞き上手に恵まれると、「自殺したい」気持ちも萎えて、何でも話してくれるようになるものです。

2.チームワークがよい両親 
 親子関係の前に、夫婦関係がどうか? という問題があります。両親のチーム
ワークが悪ければ、家庭内の人間関係も崩れてしまいます。

チームワークが悪い代表は、子育てを母親任せ(時には父親任せ)にして、責任を
押し付けてしまう場合です。

また、最近は両親共働きが多くなり、親が子どもと接する時間が少なく、親子関係も薄くなってきました。こういう家庭では、ともすると学校任せ・塾任せ・祖父母任せです。子育てにかけるお金は惜しまないが、子育ての「手間」は惜しむ、という傾向が
あります。

子育てに不可欠な条件の1つは、親子が触れ合う時間です。共働きでも、子どもと
触れ合う時間を、工夫して確保する必要があるのです。

これは、「子どもにべったりくっついている」ということではありません。無理のない、
普通の親子関係でよいのです。それは、夫婦・親子の距離が、適当に保たれていて、近づいたり離れたり、時には伸び縮みしながら、一方通行ではなく、相互に関わり合ってバランスが取れている家族関係です。

3.両親の生きざまを示す 
 これは1番大事なことです。子どもは常に親の生きざまを見ています。親の生きざまは、親の一つ一つの行動や言葉によって示されます。

「子どもは親の背中を見ながら育つ」と言われます。子どもの中に育っているものの
見方・考え方、あるいは人生観・生き方は、親の生きざまから学んでいるのです。

親の生きざまを、意図的に子どもに押し付けてはいけません。それは子どもへの干渉に過ぎません。干渉しすぎると、依頼心だけが育って、子どもが自分で問題を解決する力を、奪ってしまいます。

自殺に追い詰められる子どもたちは、学校や家庭の様々な問題でかき回され、すっかり自信を無くし、自立が困難になっています。だからこそ、両親が自信を持って生きる姿を、見せてあげましょう! 言い換えれば、子どもとの接し方のコツでもあるのです。

  

コメント

子育てがどうかというよりさきに、自分の生き方や家族観が問われるのですね。肩肘張らずに、毎日を豊かに笑顔で過ごせるように努力したいと思います。

  • 2007/06/09(土) 22:50:40 |
  • URL |
  • 東京娘 #-
  • [ 編集 ]

東京娘さんへ

肩肘張らない子育てが難しい世の中です 少子化もあるでしょう 少ない子どもを 大事に育てたいという気持ちが よその子に負けてはいけない 出世してもらいたい 幸せになってほしい 等々 それがエスカレートして 子どもに無理な要求をしたり 受験競争へ追い詰めたりすることになるのです 親自身が もっと自分の生活にゆとりを持って 楽しめるようになる必要がありますね

  • 2007/06/10(日) 10:47:04 |
  • URL |
  • 元園長 #-
  • [ 編集 ]

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