幼児教育を語るひろば

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絆(きずな)

絆とは?
という字は、馬を綱で繋ぐことを意味します。だから糸偏になっています。綱をほどけば、すぐに絆は解消されてしまいます。

絆が深いと言われると、断ち切ることの出来ない人と人との結びつきをイメージし勝ちですが、元々そんなにしっかりしたものでは無いようです。

絆を過大評価していると、裏切られた時のショックが大きいですね。最近の事件を見ても、夫婦の絆、親子の絆が、そんなに強くないことを思い知らされます。

絆創膏(ばんそうこう)と言う傷口を保護するための、応急手当材があります。絆は
絆創膏程度の効能しか期待出来ないと、考えた方が無難だと思います。

事件の主役たち
愛知県長久手町で、警察官等4人を殺傷した元暴力団員大林容疑者は、絆の切れた元妻に復縁を迫った中で、凶行に及んだそうです。

復縁話がこじれて、刃傷沙汰になる話はよく聞きます。男女の縁が切れたら、覆水
盆に返らずと思うのですが、人間とは分からないものです。

福島県会津若松市で、高3の少年が母親を殺害した事件の場合、親子の絆はどう
だったのでしょうか?

小中学校と成績がよく、地域で文武両道の子どもと、もてはやされているうちに、親は一方的に子どもとの絆が出来たと、錯覚したのだと思います。その結果、子どもの
本当の姿を見失ってしまったのです。

大阪府能勢町の山中に、1歳の男児の遺体を放置した事件は、母親と子ども、母親と再婚した夫、その夫と子ども、それぞれの関係に絆らしいものは全く見当たりません。

「子どもをバイクの収納スペースに入れて走行し、そのままパチンコや買い物をして
戻ったら、子どもが死んでいた。」 この供述が本当なら、事件は起きるべくして起き
たと、言わざるを得ません。

絆を強くするために
人と人との絆を強くするには、どうしたらよいのでしょうか? それには、夫婦・親子・
きょうだい・友人・隣人・・・・・ お互いに、心の奥底まで理解し合った付き合い方が、
必要です。

と言っても、悲しいかな心の奥底は見えません。ですから、行動や態度で表すことが
大事になってきます。

でも日本人は、行動や態度で示すのが苦手です。よく言えば、謙虚で思慮深いのですが、悪く言えば、優柔不断で曖昧です。特に男性は、「言わなくても分かるだろう」という態度を、美徳ののように思ってきた歴史があります。

フランスの夫婦は、1日1回愛を告白し合うと言われます。日本人も、1週間に1度くらいは「愛しています」と、言えるようになるとよいのですが・・・

愛し合う夫婦が、深く結びついている様子を「比翼連理の契り」と、白居易は長恨歌の中で詩っています。

夫婦愛だけでなく、親子愛も、きょうだい愛も、友人愛も、隣人愛も、この言葉にあやかって、絆をいっそう強くするように努めて欲しいと思います。

コメント

悲しい事件が後を断ちませんね。その中でも親子関係で起きる事件が多いです。
最近、ちょっと思ったことがあるんですけど。
ちゃんと喧嘩ができることって大切なんじゃないかと思うんです。ちゃんと話ができて、ちゃんと仲直りできる喧嘩。
親子でも、夫婦でも、そうやって理解しあえるのかもしれないなあ、と。初めてそんな喧嘩相手ができたので(^^;)、絆の作り方(って言うのも変ですが)を今さらながら学んでいる最中です。

言葉に出すっていうことは、本当に大切ですね^^

  • 2007/05/22(火) 21:38:19 |
  • URL |
  • chocho #ofxKis3k
  • [ 編集 ]

chochoさんへ

「喧嘩して仲直りする」というのは、お互いに相手を理解している証しですね。そんな喧嘩は、むしろ信頼関係を深めることに役立ちます。絆をより強くする上でも、大事なことです。そういう喧嘩を支え、仲直りへ導くのが、言葉を中心にした表現(態度)だと思います。
そういう親子・夫婦・友人関係を育てられば、悲しい事件も起きないと思うのですが・・・
お互い、ブログの中身は、最近の出来事を嘆くことが多いですね。もっと楽しい内容で、一杯になるような世の中にしたいですね。

  • 2007/05/22(火) 22:36:09 |
  • URL |
  • 元園長 #-
  • [ 編集 ]

家族の絆はあって当たり前なもののように感じられますが、そうではなくて、自らが築けるように、深められるように努力するべきものなのですね。
わが子をぎゅっと抱きしめたときに、こどももぎゅっと抱きついてくると、私たちには誰にもこわされない絆がある!なんて感じてしまう私です。

  • 2007/05/23(水) 23:14:40 |
  • URL |
  • 東京娘 #-
  • [ 編集 ]

東京娘さんへ

昔の家族関係なら、別に意識しなくても、強い絆が存在していました。両親が汗水流して働き、子どもたちは文句を言いながらも、親の手伝いをする。外で思いっきり遊べたし、地域社会(世間)も、みんなで子どもたちを守ってくれました。今は、受験競争・出世競争の中へ子どもを追いやったり、偽りの愛情家庭を演出したりする傾向があるので、本当の絆は育ちません。人間がありのままをぶつけ合う中で、絆は芽生えると思います。自然体でよいのです。

  • 2007/05/24(木) 10:56:17 |
  • URL |
  • 元園長 #-
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