幼児教育を語るひろば

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子どもを大事にするということ

福島県会津若松市で、高3の少年が母親を殺害し、切断した頭部を持って自首して
来たというショッキングな事件がありました。

最近少年が親を殺害するという事件が、続いています。動機は親とのトラブルによる
ものもあれば、干渉が多い家族や家庭を消し去って、自分の居場所を求めるという、短絡的で衝動的なものもあります。

今回の事件は、母親の頭部を切断するという異常な行為ですから、動機の解明には、多くの専門家の鑑定も必要でしょう。だから時間がかかると思います。

報道によると、少年は親が借りたアパートから、進学率の高い有名高校へ通学していました。(別の高校へ通う弟と同居) 母親は週末になると、子どもたちを世話するために、アパートを訪れていたということです。

少年の実家は、学校から60Kmも離れていたそうですから、息子のためにアパートを借りてあげたのも、親心です。交通不便な地方では、よくある話です。

ただ私が気になるのは、親元を離れたアパート暮らしが、少年にとってどんな影響を及ぼしていたのだろうか? ということです。

有名高校に入学した責任感と、家族と離れて暮らす寂しさとに、少年は葛藤し、スト
レスを溜め込んでいたのではないでしょうか?

少年を知っている人たちは、「礼儀正しく、いつもいい子だった。」「会うと元気に挨拶をする子だった。」などと言っています。

反面学校側は、「この1ヶ月間不登校だった。」とか、今月1日体調不良を訴え診療機関で診察を受けた時、医師から「精神不安定なので、登校を強く促さないように。」と言われたとか、違う少年像が報道されています。

さらに担任は、「学校行事で、友人同士のコミュニティーの中で、動くのが下手だと
いう印象。社会に出てから、大丈夫かという思いはあった。」と言っています。

断定は出来ませんが、2面性があったようです。親も学校も、何か手を打つことは、
出来なかったのでしょうか? 悔やまれます。

さてこれからは一般論ですが、何故私たちは子どもを大事にするのでしょうか?

その理由の第1は、子どもは弱い立場にあるからです。まだ免疫力もありません。
無抵抗で無力です。一人前になるまで、大人が守ってあげなければ、一人では
生きて行けません。

ですから、家庭でも子どもは主人公で、中心的な存在として扱います。力の無い
子どもを守るということは、子どもの成長を援け、生命(生きる力)を尊重するという
ことです。

第2は、子どもは人間本来のあるべき姿、そのものだからです。素直で、無邪気で、嘘が無く、人を憎むことも無いし、罪を犯すこともありません。言い換えれば、人間の理想の姿を具えているからです。

第3は、私たちに代わって、やがて未来社会を担う立場にあるからです。私たちが
築いた生活・文化を受け継いでくれるからです。

これらの理由によって、私たちは子どもを大事にするのです。

今回の事件も、子どもを大事にするということが、「有名校に進学させる」「下宿生活をさせる」ということになって、それが裏目になったのでなければよいのですが・・・

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