幼児教育を語るひろば

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旅雑記 3

教育再生会議の「子育て指南緊急提言」が、断念されることになったと、ニュースで
報じていました。

「当たり前のことを言ってるだけで、かえって世論の批判を受ける。」
「母乳を与える・子育て中は親子一緒、などと言われても、出来ない親もいる。」
そんな反対意見があったようです。

教育再生会議が、わざわざ子育ての徳目や留意点など、当たり前のことを提言したくなる気持ちも、現状を見ると肯けます。でも、それをストレートに打ち出しても、聞く耳を持つ親は少ないと思います。ですから、提言断念は賛成です。

やはり大事なのは、安心して子育てが出来る環境づくりではないでしょうか? それには、もっともっと行政の知恵が必要です。

親子・5態
親子連れを見つけると、つい昔の職業意識が甦ってきます。旅先の広島で見た、親子の様子です。

子どものためなら
フラワーフェスティバルのパレードを見ようと、平和大通りは人で溢れていました。ふと気がつくと、幼児を肩車したお父さんが、「見える?」と、肩の上の子どもに聞いていました。

お父さんの方は人垣に邪魔されて、パレードを見るのは難しそうです。それでもお父さんは、子どもの目線が少しでも高くなるようにと、爪先立ちをしてガンバッテいました。

陽射しも強いので、お父さんの額から汗が噴出していました。

しつけの違い
平和公園のあちこちで、お弁当を広げている親子連れを目にしました。

両親と子ども2人のグループは、静かに行儀よく食べています。出たゴミは、持参したビニル袋に入れて、公園を汚さないように気をつけているのが、傍から見ていても分かります。食事を楽しんでいる様子も、伝わってきました。、

同じく両親と子ども2人のグループは、ちょっと行儀が悪く、子どもたちはふざけ合ったり、立ち歩いたりしながら食べていました。

それでもお母さんに指示されて、ゴミを公園の屑篭まで捨てに行くのですが、途中でゴミを落としたり、満杯の屑篭から溢れ落ちたりしても、平気でした。

反応が速い・遅い
フラワーフェスティバルの催し物の中で、子どもたち相手にクイズを出している所が
ありました。

出題されると、反応が素早く、打てば響くようなタイプの子もいます。きっと、頭がパッとひらめくタイプなのでしょう。易反応型と呼ばれる子どもです。

一方、なかなか反応しない子もいます。のんびり構えるタイプです。と言うより、
ゆっくり考えるタイプと言った方が正しいと思います。

わが子の反応が気になるのか? 飲料水の問題が出た時、「おうちの冷蔵庫にもあるでしょう!」と、ヒントを与えて、答えを催促しているお母さんがいました。

一般的に、慎重型の子・熟考型の子は、易反応型の子と比べると、不利なように思われ勝ちです。でも、長い一生という時間で考えた場合は、どうでしょうか? 易反応型の子は、往々にして息切れし易いものです。

厳しさの中に暖かさ
広島市内は、到る所に路面電車が走っています。東京では唯一「荒川線」というのが走っているだけです。それも利用者が減少しているので、最近レトロ調の電車を造って、昔の賑わいを取り戻そうとしていますが、どうでしょうか?

広島駅から路面電車に乗りました。比較的空いていたので、私は座席に座りました。私の後から、小学校低学年の男児を連れたお母さんが乗ってきました。

空席があるのに、2人は座ろうとしません。窓際に立って、親子で何か楽しそうに話し合っていました。

(すぐ降りるのかな?) そう思って見ていましたが、そうではなく、私が降りた紙屋町という停留所まで行きました。広島駅から、10分はかかったと思います。

ただそれだけのことなのですが、親子を観察していた私には、「座席には座らない!」という厳しさと、親子が楽しく語り合う雰囲気から、お母さんの暖かさを、感じ取ることが出来ました。

大切なものが育つだろうか?
ゴールデンウイーク明けの7日、夜8時ごろ広島駅の近くにある進学塾の前を通りました。入り口の前に沢山の親たちが、子どもを迎えに来ていました。
東京でもよく見かける風景です。

進学塾に集まる子どもたちは(親も)、受験勉強に力を入れて成績を上げ、志望校に合格することだけを目指しています。

確かに、ここで学ぶ子どもたちが、受験の勝利者になる可能性は高いと思われます。
でも、子どもの可能性には様々なものがあるのです。進学塾では育てられないものが、いっぱいあるのです。

進学塾を、理想的な教育環境と誤解していませんか?

世界的に成功した人たちの幼少期を調べると、殆んどの人が、受験勉強に力を入れたとか、有名校に合格したとか、そんな経験をしていません。

「子どもの幸せのために!」と思って、親が一生懸命力を入れていることが、間違った方向に、子どもを追いやる力となってしまう例は、いっぱいあるのです。

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