幼児教育を語るひろば

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遊び

デパートのオモチャ売り場に、幼児の遊び場が設けられていました。危険防止のためでしょうか? 遊具は殆んどウレタン・フォーム製です。春休みになったせいか、オモチャ売り場も遊び場も、子どもたちで賑わっていました。

昔から「よく遊びよく学べ」と言われます。子どもたちは、遊びを通して、多くのことを学んでいるのです。大人から見ると、ムダでバカらしいことも、遊びは子どもたちにとって、物事に対する興味・関心・探求意欲の表われです。

でも、デパートでオモチャを探す子どもたちや、その遊び場で遊ぶ子どもたちの様子を見ていると、子どもの遊びとは、とても縁遠いような気がしてきました。何故でしょう?

オモチャは一杯ありますが、与えられたオモチャでは、その機能に従って遊ぶだけです。色々工夫したり、創作したりする活動はありません。事実、遊び場に用意された遊具で、遊んでいる子どもたちの動きは少なく、遊び方も下手です。

そんな様子を眺めながら、自分が小さかった頃のことを思い出していました。もちろん戦前のことですから、オモチャなどありません。

当時は、室内で遊ぶことは殆んどありません。室内で遊ぶのは、お正月のカルタ取りや、双六遊びくらいでした。ですから遊びというのは、外で体を動かすことでした。

走り・跳び・よじ登り・ぶら下がり ・・・ それが遊びの基本でした。そうやって遊んでいるうちに、敏捷性・判断力(特に危険を予測したり避けたりする力)・平衡感覚等が、
自ずと身につきました。

友だちと遊ぶようになっても、オモチャと言えば棒切れや石ころで、全て、遊ぶ環境から探した自然物でした。それよりも、友だちをリードしたり、リーダーに従って協力したりする、チームワークを大事にしました。そして、我慢することや、友だちを思い遣る
気持ちを育みました。

外で疲れるまで遊んでから木陰で憩い、心身をリラックスさせたあの心地よさは、今でも忘れられません。家へ帰って汗を拭き、手を洗い、着替えをするという、健康習慣を身につけたのもこの時です。

デパートの遊び場は、家庭での遊びと比べれば、まだよい方なのでしょうか? この程度の遊びで、今の子どもたちは、満足しているのでしょうか? 遊び疲れるという
体験が無いのでは?

遊びが不足していると、子どもたちは、満足感・充実感を味わうことが出来ません。
オモチャで遊ばせる前に、お父さん・お母さん方に ぜひ考えて欲しいと思いました。

これからは、外での行動が楽な季節です。体を動かすのも楽しいし、外の空気を吸うだけでも、幸せな気持ちになれます。子どもたちを、大いに外へ連れ出しましょう!

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