幼児教育を語るひろば

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いじめの無い学級

私の経験から言うと、学級経営の優れたクラスでは、いじめが無いということです。
なぜかと言うと、担任の学級経営に対する姿勢は、子どもたちの生活態度・社会的
態度に、直接影響を及ぼすからです。つまり先生の力で、いじめは無くせるということなのです。

学級経営の大部分は、生活指導です。教室を巡ってみると(幼稚園でも小中学校でも)、学級づくりの目標が、掲示されているのを目にします。

例えば、「仲良く助け合う学級」・「進んで仕事をする学級」・「よく考えて実行する
学級」・「明るく元気な学級」・「話し合いの出来る学級」等々です。

目標は、子どもの実態を踏まえて設定されますから、クラスによって、学年によって
違うのは当然です。担任は、子どもの実態や問題点を把握したら、1年間でどこまで学級集団を育てるかという、見通しを立てる必要があります。その担任としての願いが、学級づくりの目標に反映されていなければなりません。

そして、目標は単なる飾り物に留まることなく、日々の指導の中で、子どもたちの行動の中に移され、確実に身につくように配慮することが大事です。これが出来れば、いじめがはびこる余地はありません。言い換えれば、実践を通して子どもの行動を変える力が、教師にあれば、いじめの無いクラスになるのです。

子どもたちは、仲間と結びつきたいという、強い願望があります。ですから、仲間から受け入れられ、様々な活動に参加できれば、自信や安定感が生まれます。

それには担任が、学級内で、子どもたちが話す機会や話せる機会を、積極的に設けてあげることです。仲間と話し合う場を通して、仲間の多様な人格と触れ合うことにより、色々な人格があること、考え方や感情があることを、理解します。

話し合いを通して、学級における自他の行為を相互評価する機会を、持つことも忘れてはなりません。そこから子どもたちは、許されること許されないこと、認められること認められないことなど、社会的な行為の基準を学ぶと共に、連帯感や責任感を育む
ようになるのです。

いじめを許す学級経営の特徴は、管理的傾向が強いということです。外に対する体面ばかり気にして、問題行動が起きても、学級内だけで処理しようとします。

それより大事なのは、学級生活における子どもたちの不安感や劣等感を取り除いてあげて、子どもたちの人間関係の調整に努め、明るく楽しい雰囲気の学級づくりに、
力を注ぐことです。

それが出来れば、学級全体を質の高い共同体に、つくり上げることが出来ます。質の高い共同体とは、学級集団の中に、個人が埋没してしまう場ではありません。子どもたちが、自主的・主体的に、社会的能力と態度を発達させるような場としての学級のことです。

先生方が教育のプロとして、いじめの無い学級づくりに、力を振るって欲しいと、
心から願っています。

コメント

教師も子どもを信じ、子どもも教師を信じる、という、お互いの信頼関係が大切ですよね。それがあれば、たとえば目の前でけんかが起きたとしても、それを子どもたちの関係の深まりに変えられるという確信が持てるものだと思います。今は、残念ながら、大人が先に「けんかはいけない」と言ってしまっているので、本当のぶつかり合いや許し合いがとても少ないように思うのです。

  • 2007/03/13(火) 22:06:20 |
  • URL |
  • 東京娘 #-
  • [ 編集 ]

東京娘さんへ

けんかは元々子どもの世界の出来事ですから、親が(大人が)立ち入ってどうこうしても、本当の解決にはなりません。全て子どもたちに任せることです。(言い換えれば子どもを信じることどぇす)
ただ最近の子どもたちは、本当のけんかが出来ません。すぐに凶器を振ったり、八つ当たりシタリ、強者に助けを求めたりします。実は、本当のぶつかり合いにも、信頼関係が必要なのです。

  • 2007/03/14(水) 10:33:32 |
  • URL |
  • 元園長 #-
  • [ 編集 ]

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