幼児教育を語るひろば

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やさしい心

去る12日、女性を救おうとして電車にはねられ死亡した、警視庁板橋警察署常盤台交番宮元巡査部長の(同日付けで警部に特進)告別式が、今日営まれました。
約500人の参会者があったようです。昨日の通夜には、雨中にも関わらず、関係者や近くの住民たちが、約600人も集まったとのことです。

一昨13日、宮本さん棺は、安置されていた板橋署を出て、勤務先だった常盤台交番の前や、事故現場の踏み切り付近を一周して、最後の巡回を終え、自宅に戻られたと報じていました。

交番周辺では、学校帰りの子供たちも混じって、約200人の市民が、棺を乗せた車列を出迎え、手を合わせて、宮本さんの冥福を祈っている様子が、テレビで放映されていました。

事故当日から、常盤台交番には、重体になった宮本さんの回復を願って、花束・折り鶴・手紙等が、いっぱい届けられました。特に、宮本さんの行為に感動した幼・小・中学校の子どもたちが、次から次へと訪れたようです。

身の危険も顧みず、職責を全うしようとした宮本さんの行為に、子どもたちは共感したのだと思います。子どもたちの願いもむなしく、宮本さんは亡くなりましたが、その死を悼む気持ちは、きっとまだ消えないでしょう。

宮本さんは、普段から地域の安全・安心を守るため、心を配っていたそうです。ですから、地域の人たちから、好意を持たれていました。子どもたちは、学校の行き帰りに、宮本さんと交流していたようです。朝の挨拶の言葉をかけられたり、踏み切りを注意して渡るように言われたり、自転車のカギを直してもらったり、・・・ 取材に対して子どもたちが答えていました。

そんなこともあって、今回のショッキングな事故については、学校でも話題になったようです。授業で取り上げた先生もいたようです。子どもたちが、宮本さんの回復を祈り、亡くなってからも、弔意を表すため交番を訪れる気持ちが、よく分かります。

失われつつある「共感性」を嘆く声の多い昨今ですが、宮本さんの死を通して、世の中の人間関係は、まだまだ捨てたものではないと思いました。

とかく、事故原因そのものに、関心が向き易いのですが、子どもたちは、「宮本さんは、女の人をどうしても助けたかったのだ。」 「宮本さんの家族は、今どんな気持ちでいるだろう?」と、やさしい心で、涙を流していることだろうと思います。

宮本さんの死から学んだ子どもたちは、心のやさしい、情感の豊かな人間に育って
くれると、私は信じます。


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