幼児教育を語るひろば

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続 泣く子と地頭には勝てぬか?

躾けの基本は、よい習慣を身につけさせることです。よい習慣とは、人間が、長い時間かけてつくり上げた文化的行動です。豊かな社会生活を援けます。

朝起きたら、顔を洗い口をすすぐ、寝具を片付け身支度を整えたら、家族に挨拶をして朝食を摂ります。朝食もすぐに食べられるわけではありません。食事の準備を手伝います。食事のマナーも覚えなければなりません。朝食にたどり着くまでにも色々あって、子どもたちにすれば、よい習慣を身につけるのは、苦労も多く苦痛の場合もあるのです。更によい習慣は朝食後も必要です。私たちの1日の生活は、よい習慣の連続によって支えられているのです。

でもよくしたもので、子どもたちは3~4歳になると、未知のものに自然と興味を抱くようになり、どんなことも「自分でやる」と言って、自発的に挑戦するようになります。そして、成就感や成功感を求めるようになるのです。

この頃子どもたちは、「どうして?」とか{どうなっているの?」とか、盛んに質問するようになります。子どもが、身の回りの未知の事象に興味関心を示したら、積極的に探求させるようにしましょう。

子どもたちは、自分から意欲的に取り組んだことについては、あまり苦痛を訴えません。この時期を逃さずに習慣形成をを図るのが、躾けのコツです。

勿論、子どもが危険な行為に及んだ時は、注意して止めなければなりません。緊急の場合は、体罰も必要です。(頭を叩くのはやめましょう。欧米ではお尻を叩くようです。)でも、始終「ダメ!」「イケナイ!」では、子どもも萎縮して、積極的に行動しなくなってしまいます。

3~4歳になると、子どもたちは、肉体的にも精神的にも、一人立ちしようとしています。実際運動能力も発達し、行動範囲も広がってきます。手先も器用になって、はさみやナイフも使えるようになります。文字や描画にも取り組み、彼らなりの作品を創り出します。

親はつい心配が先になって、一人立ちを妨害してしまうことが多いのです。もっと子どもたちを信頼して、むしろ自立の手助けとなるように、心がけましょう。よい習慣は、子どもの発達とバランスを取りながら、身について行くのです。

では悪い習慣とは、どいうものでしょうか? これは習慣というより、問題行動といった方がよいかも知れません。

大きく分けると2つあると思います。1つは、行動上の問題です。例えば、「好き嫌い(食べ物の)」「摂食障害」「不規則な排泄」「夜更かし・夜遊び」「不潔・散らかし癖」「性への異常な関心」「かんしゃく・乱暴」「嘘つき・ずる休み」「チック症」「盗み癖」
「小児語が残る」等々です。

もう1つは、心的な問題です。例えば、「自信が無い」「劣等感」「引っ込み思案」
「排他的」「わがまま」「自罰傾向」「嫉妬心・猜疑心」「内気・臆病」「なまけ癖」
「集中力不足」等々です。

悪い習慣が身に付くと、家庭・学校・地域社会におけるコミニュケーションに、ひずみが生じます。つまり、人間関係が悪くなってしまいます。やがては、反社会的行動に走る危険性も、潜んでいます。

子どもたちの習慣形成上、大きな力を持っているのは、何と言ってもお母さんです。よい習慣・悪い習慣のどちらが身に付くかも、お母さんの肩にかかっていると言って、過言ではありません。

乳幼児期、子どもたちが親の手を借りないで、自ら新しい経験をしようとしている時に、先回りして子どもの欲求を叶えてあげるお母さんは、失格です。子どもの考えを
受け入れて、暖かく見守っているお母さんが合格です。

失格するお母さんは、子どもを何とかしよう、成功させようという気持ちが強いのです。中には、自分が達成できなかった望みを、子どもに実現してもらおうと考えている場合もあります。どちらかというと、お母さん自身、あまり幸せな状態とは言えません。

合格のお母さんは、子どもの心を受容する余裕があります。その余裕は、お母さん
自身が、幸せな人生を歩んでいるからこそ、生まれてくるのです。

母親は子どもたちのためにも、幸せな人生を歩んで欲しいと、私は願っています。

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