幼児教育を語るひろば

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お金の話

今年もいよいよ残り少なくなりました 新聞・ラジオが 盛んに帰省ラッシュのことを伝えています

「帰省」という言葉は 実家へ帰って親のことを省みる すなわち 親孝行をするというのが 本来の意味のようです

我が家にも 明日から正月3日まで 広島の娘家族が上京してきます 彼らは
「帰省」をどう考えて来るのでしょうか?

娘は久しぶりの実家で羽を伸ばし 孫たちはお年玉を目当てにし 婿さんだけが少し恐縮しながら 私に付き合って祝い酒を交わす そんな程度ではないかと思います

でも 親ばかと言うか 娘や孫たちがくつろぐ様子を見て 目じりを下げているのが
いつもの歳末・年始の風景です

落語の世界では 年の暮れになると 借金取りから逃げる話がよく聞かれます 何しろ江戸時代の庶民は 「宵越しの銭は持たない」と言われるくらいでしたから 貯えなど無いのが普通でした

それに江戸時代は 掛売りが多かったので 月末や年末が取立ての時期になりました 落語では 人々があの手この手で 借金取りから逃げ回る話が 面白おかしく語られます そして 当時の生活の様子を垣間見ることが出来ます

落語に出てくる借金は 1両・2両という単位より(1両は今なら2~3万円) 1分銀・2分銀の単位が多いようです(1分銀は1両の4分の1) 庶民の借金はそれほど高額ではなかったので 何とか返して 新しい年を迎えることが出来たのだと思います

林芙美子の「放浪記」は(1930年・改造社刊行) お金で苦労する話がいっぱい出てきます 女工さんが1日中働き尽くめで 日当が60銭とも書かれています

物語の中で カフェーで酔客からもらった指輪を質に入れて 13円を借りる話があります そしてその使い道を 詳しく書いていました

茶ブ台(1円) 箱火鉢(1円) シクラメン1鉢(35銭) 飯茶わん2個(20銭) 
吸物わん2個(30銭) ワサビヅケ(5銭) 沢庵(11銭) 箸5人前(5銭)
茶飲道具盆つき(1円10銭) 桃太郎の蓋物(15銭) 皿2枚(20銭)
間代日割り・3畳9円(6円) 火箸(10銭) 餅網(12銭)
ニュームのつゆ杓子(10銭) 御飯杓子(3銭) 鼻紙1束(20銭)
肌色美顔水(28銭) 御神酒1合(25銭) 引越ソバ(30銭) 残金(1円60銭)


当時の世相が偲ばれます つい全部書き写してしまいました

ところで上京する孫たちに どのくらいお年玉をあげようか? ついでに お金についてどんな話をしてあげようか? そんなことを考えているうちに 年の暮れは お金の話になってしまいました

    

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