幼児教育を語るひろば

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学力テストと予算

東京都足立区では 区立小中学校に配分している「特色づくり予算」を 都教委と区教委が実施している学力テストの成績に応じて 各学校の予算枠に差をつける方針だそうです

足立区教委の狙いは 学校間の競争を促して 区内小中学校のレベルアップを図り
その結果として 学校間の差をなくしたいということのようです

学力のレベルアップや 学校格差をなくすこと自体は良いことだと思います でも
学力テストの結果だけで判定するのが 気になります

率直に言って 公立学校の学力というのは 学校や教職員組織とは あまり関係ありません まして教職員は 校長はじめ異動が激しく 極めて流動的です

公立学校の伝統とか特色とかを支えているものは むしろ地域性です 子どもたちを取り巻く物的人的環境が 大きな影響力を持っているのです

比較的親の経済力が豊かな地域では 子どもたちを塾やお稽古事に通わせる余裕があります 子どもたちも 学習環境の整った個室を持っています 勉強も頑張るように強いられますから 成績も上がります

親の経済力が あまり豊かでない地域で育つ子どもたちは そうは行きません 塾やお稽古事も縁遠い話です 住環境も 遊ぶ環境も恵まれていません 個室の無い子も多いので 意欲的に学習に取り組めるような雰囲気はありません

学校間の学力差の原因は こんなところにもあるのです ですから 成績下位の学校ほど その原因を明らかにして 地域差を縮める努力をするのが先決だと思います 地域の環境の中で 子どもは育っているのですから・・・

もう一つ気になることは 学力テストの成績が 学校教育の全てのように捉える行政の姿勢です それは 競争主義や成果主義を煽ることに他なりません

どうしても学力テストを参考にしたいのなら もう少しテスト内容や結果を分析して どう学力向上につなげるかを研究して欲しいと思います 学校予算に差をつけるのは そのような研究のために予算を回して 具体的な対策を考えてからでも 決して遅くはないと思います

学力偏差値重視の誤りが指摘されたのは つい最近のことです 学力テストの結果の良し悪しで 予算に差をつけることが 無理な学力づくりにつながり 頭でっかちで 病的な子をつくりあげないようにと願っています

学力優先 成績序列主義は 子どもの大切な人間性を損なう危険も含んでいます
学力イコール実力ではありません 


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  • 2006/11/05(日) 01:38:36 |
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