幼児教育を語るひろば

幼児教育を語るひろば

教室の危機 (1)

学校を取り巻く様々な問題が 世間を騒がせています

いじめを受けて自殺に追い込まれた子ども いじめを隠す学校 いじめを見逃し実態把握もままならない学校 いじめを煽るような先生の言動 依然としていじめ問題は後が尽きません

他にもあります 小学校からの学級崩壊 校内暴力で荒れる学校 暴力団まがいの集団リンチが横行する部活動 これらの事件をいじめと同様に隠す学校

先生の方にも色々問題があります 児童買春や飲酒運転で検挙される先生 指導力不足で授業が出来ない先生 その上 心的ストレスのために自殺する先生

さらにここへきて 必修単位洩れで全国各地の高校生たちが 卒業出来ない騒ぎが起きています 受験に熱心な学校に多いようです 高校の必修教科と選択教科は 教育界の影の圧力によって決まった という噂もあります まさかそんなことは無いと信じますが 大学受験を控えた子どもたちが 動揺しないように配慮して欲しいと願っています

公立高校で生活指導を担当する知人のW先生に 高校生の問題行動について話を聞きました 彼は 全てが自分の学校で起きているわけではないが 常に心配していることだと断ってから 次のような問題行動を挙げました

・無断欠席 ・喫煙.飲酒(薬物使用も) ・盛り場への出入り ・万引き ・不良仲間との交際(暴力団関係者との交際も) ・金品持ち出し ・無断外泊 ・性非行

これらの問題が起きる原因を 社会が悪い 家庭が悪い 学校が悪い 育ちが悪い 性格が悪い 受験競争が悪い などと分析しても無意味で 殆んどの事例が 重複した原因によることを 経験上学んでいると話していました

それにもまして憤慨したいのは 公立学校自体の失策である エリック・エリクソンは「犯すことのできる罪のなかでも 最悪の罪は子どもの精神を不具にすることである」 といっている このどこにでも見られる子どもの精神の不具化は 公立学校の教室をのぞけば誰しも気づくことで まことに肌寒いかぎりである 自発性 学ぶ喜び 創造の喜び 自己の意識がすべてなえしぼんでしまっている リリアン・スミスの言葉を借りれば まさに公立学校は「夢の破壊者」である 公立学校というものは その実態が知りつくされるまでは 容易に愛想づかしをされないのである というのは 大人たちはそうした学校の状態を ごく当然のこととしているからである

実はこれは アメリカの公立学校のことです 1970年 C・E・シルバーマン著「教室の危機」に書かれているのです

著者は コロンビア大学 ニューヨーク大学で教鞭をとり その後「フォーチュン」の編集委員 論説委員などを勤めました シルバーマンは政治学者ですが 1966年から69年の3年半 カーネギー財団の資金援助を得て アメリカ教育について調査研究した成果をまとめたのが この「教室の危機」です

日本にはアメリカの流行が 10~20年遅れで入ってくるといわれます 教育を取り巻く様々な状況も 例外ではないようです

  

コメント

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

  • 2006/10/26(木) 16:41:10 |
  • |
  • #
  • [ 編集 ]

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://freesia7.blog10.fc2.com/tb.php/406-7ba39903