幼児教育を語るひろば

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豊かな心 (2)

「豊かな心」の反対は「貧しい心」です 貧しい心を追求すれば 豊かな心が見えて
くるのではないでしょうか?

仏典では 人間は生まれながらにして 邪心・猜疑心・ひがみ・ねたみ・私利私欲 等々 その他様々な煩悩があります その上 四百四病を抱えていると言われます どれも貧しい心の源です これではマイナス思考になってしまうのも 無理ありません

仏教では 「生老病死」という考え方があります マイナスの発想・ネガティブな思想と言われます 生まれ出づること 老いてゆくこと 病にかかること そして死んでゆくこと 科学がどんなに発達しても 避けられない運命です

そう諦めてしまえば この世に生きてゆくことも 少しは楽になります プラス思考にも転じられます でも 欲望や煩悩が強い私たちです 貧しい心が すぐに鎌首をもたげてきます

親鸞聖人は そんな弱い私たちの心を見通されて 「自分の心の中の邪心や欲望を捨てよ」 とまでは言われませんが 「煩悩に打ち勝つぞ!」だけでは  それを克服することは出来ないと言われます

むしろそれよりは 現状を肯定して 今の自分の生活や立場に感謝して生きる方が ずっとよいというのです 困難や苦労に しなやかに適応する心や体が とても大切だと言われるのです

キリストはどう言っているでしょう? 旧約聖書の出エジプト記に 最も基本的な倫理基準として示されたという 「十戒」があります 第1~4戒までは 神と人間の関係について述べています 第5~10戒が 人間関係における戒めです

 第5戒 あなたの父と母を敬え
 第6戒 殺してはならない
 第7戒 姦淫してはならない
 第8戒 盗んではならない
 第9戒 あなたの隣人に対して偽りの証言をしてはならない
 第10戒 すべてあなたの隣人のものを 欲しがってはならない

第5~10戒は 貧しい心を抱かないための 人間愛を説いているのだと思います

日常生活において 「豊かな心」「貧しい心」を天秤にかけると どうしても
貧しい心の方が勝るようです でも 親鸞聖人もキリストも 私たちの実態が分かっておられたのでしょう? 私たちを 認め励ます言葉を 残して下さっています

親鸞聖人の言葉 (嘆異抄より)

*弥陀の本願には 老少善悪のひとをえらばれず ただ信心を要とするとしるべし
 そのゆへは 罪悪深重 煩悩熾盛の衆生をたすけんがための願にてまします 
 ([一]より)
 (阿弥陀様はどんな人も漏れなく救われる 罪悪深重・煩悩熾盛の人々を
  助ける願いも かなえられる)

*善人なをもて往生をとぐ いはんや悪人をや  ([三]より)
 (悪人も阿弥陀様の力で往生できる それしかない)

キリストの言葉 (山上の垂訓・マタイの福音書より)

*心の貧しい者は幸いです 天の御国はその人のものだからです

*悲しむ者は幸いです その人は慰められるからです

*義に飢え渇いている者は幸いです その人は満ち足りるからです

*あなたがたは地の塩です もし塩が塩気をなくしたら 何によって塩気をつけるの
 でしょう もう何の役にも立たず 外に捨てられて 人々に踏みつけられるだけです

*あなたがたの光を人々の前で輝かせ 人々があなたがたの良い行いを見て
 天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい  

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