幼児教育を語るひろば

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親子の不安状態

東京都杉並区と千葉県習志野市で 実の子が両親を殺害する事件が起きました
どうしてこんな悲惨な事件が起こったのか? 原因はまだはっきりしません

親子関係そのものの中に ある種の未成熟さがあったのではないでしょうか? 勿論 断定は出来ません ただ 幅の狭い生き方を 親が子どもに押し付けた結果でなければよいのですが・・・ と心配しています

子どもは 色々な意味で 追い詰められると爆発します 突発的な現象ののように
見えますが 実は なるべくしてなる 極めて必然的な道なのです

最初に現れるのは 「家庭内暴力」です 母親を対象にした「対人暴力」と家財を
壊す「対物破壊行動」の二つが主です 

多くの親たちは(時には教師たちも) 家庭内暴力に遭遇すると 適切な指導が出来ず お手上げになるものです 対策を講じたとしても 驚くほどの偏見・差別 あるいは勘違いで 子どもを指導・矯正しようとしています それは 子どもを取り巻いている 多様な現実の状況や 彼らが抱えている不安の原因が 分からないからです

親子の関係について こんな観点から 少し分析してみます

「登校拒否」「登園拒否」 という言葉が聞かれるようになってから 30~40年になるでしょうか? 今は「不登校(園)」と言います これらの子どもたちの背景には 強い不安・緊張感があると考えられます 専門用語では 「分離不安」という言葉で説明されます つまり親子が 心理的・物理的に離れることによって生ずる 不安のことです この不安は 今日の研究では 親子双方にあると指摘されます

このような親子関係に存在するのが 「過保護」です 過保護に育った子は 「社会性」が身についていないと言われます 過保護は多くの場合 母親のせいになります それだけ 母親の影響力が大きいということだと思います

母親のタイプは 二通りあると言われます

一つは 母親自身が家庭生活において 色々と欲求不満を抱いているということです その不満のエネルギーを 全て子どもにぶつけます ですから 子どもが全てで 生きがいになってしまいます

もう一つは その逆です 子どもの存在そのものに 不満を抱いています 「子どもなんて欲しくなかった」 「育児は面倒だ」 「子どもは嫌い」 内心そう思っています ただ表面的には 世間体を考えて 過保護を装っています でも 子どもは敏感です 
母親の気持ちを読み取って 捨てられたら困るという不安を 常に持つようになります

幼児期におけるこのような心理状態は 子どもの心の成長に 悪い影響を与えます ですから親は わが子の「分離不安」の心理状態を理解して 不安を解きほぐす努力を怠ってはいけません

少なくとも 子どもの不安を過小評価したり ごまかしたり 逆に 強制的に抑えつけたりすると 後に 本格的な反抗となって返ってきます

今回の事件を 「分離不安」の結果だけで捉えるわけにはいきませんが このような親子関係にならないように 親は 日々努めて欲しいと願っています  

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