幼児教育を語るひろば

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教育現場へ一言

色々な方のブログを拝見していると 相変わらず 教育界への批判が多いのに気づきます 特に 30~40代の方の意見は厳しいようです (年令が判るわけではないのですが 内容から 小中学生を抱えているのが 推測できますから) 

この年代の方は 教育問題ばかりでなく 政治・経済から時事問題まで 幅広く関心を持って 意見を述べられてもいます 30~40代は 油の乗り切った時期で 正義感・使命感に燃えていますので 拝見していても好感が持てます 遅まきながら 
自分の若い頃と比べたり 反省の材料としたりしています

新学年度が始まったせいか 学校に対する意見が多いので 元小学校長として 
小学校教育について 一言触れてみたいと思います

学校という場が もう少し柔軟な教育システムで対応できると 学校を取り巻く様々な問題も ずいぶんと減少するのではないかと思います

「最近の先生は 子どものことをあまり掴んでいない」 という批判を目にしました 
一人一人の子どもの 誰と誰の仲がよくて 誰と誰の仲が悪いのか 誰がみんなからボイコットされているのか というような学級集団の様子に あまり気づかない いや
気づこうとしない というのです

どうして先生方は 子どもを掴めなくなってきたのでしょうか それには 色々な理由があると思います 一つは 先生が子どもと生活を共にする時間が 非常に少なくなったということです せいぜい 教室で授業をする時くらいしか接触できません 

昔のことを言うと 笑われかも知れませんが かっては 休み時間になると 先生は子どもと鬼ごっこや キャッチボールをしていました そして 子どもたちと一緒に遊ぶ中で 子どもたちとの会話がありました 「先生 あの二人はケンカしたんだよ」 「あの子は こんないたずらをしたよ」 「ぼく きのうこんなことしたんだ」 先生は 子どもたちの色々な声を聞いて 一人一人の生活や考えを 自然に理解することができました

ところが今の先生方には そんな余裕がありません 休み時間は雑用に追われます 本来の教育活動以外のことが 現場にどんどん持ち込まれているせいもあります 
例えば 「・・・教育」または「・・・活動」という名称で それ自体はとてもよいことなのですが 実際には消化しきれません (安全教育・健康教育・環境教育・国際理解教育
・ボランティア活動・福祉活動・美化活動 等々) このため 先生方は会議をしたり 準備をしたり 書類を書いたり 朝から帰りまで追われることになります

さらに 現在の学校には いじめ・非行・不登校・家庭崩壊・児童が被害者になる事件など 厄介な問題が山積しています 教科指導より生活指導に時間をとられます 
それでも どんな問題にも対処して 解決するためには 児童理解が基本になると信じます 子ども抜きで 子ども理解なしで 学校教育は成立しません

子どもの世界は 一見単純のようですが 実は大人並に複雑です 自分に都合の
悪いことは 大人にも隠します だからこそ 普段から 子どもたちの世界に 先生が入り込んでいないと 何か問題が起こったからといって 急に対策を講じても 子どもも心を開いてはくれません

いまの学校は 確かに忙しいのですが 教師として 仕事の優先順位を考えれば 
子ども理解が第一であることは分かるはずです 学校が抱える多くの課題を解決するには 遠回りのようですが 子どもにとってどうなのか? と考えるしかありません 

どうか できるだけ子どもたちと接触する時間をとって 子どもが何でも言えるような
雰囲気を 普段から 先生と子どもの間につくってあげて下さい 
       

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