幼児教育を語るひろば

幼児教育を語るひろば

知っててやらねば知らぬと同じ

中国の有名な詩人白楽天(白居易)が 杭州の太守として赴任しました そこに秦望山(しんぼうざん)という山があり この山では道林(どうりん)という偉いお坊さんが 修行をしていました 
道林は学問もあり 優れた方だったので 人々から尊敬されていました

このお坊さんの修行は ちょっと変わっていました 山の中の木の上に座って座禅を組むのです このウワサを聞いて 白楽天は興味を持ち いっぺん会ってみたいと思うようになり ある日 秦望山へ出かけてみました すると ウワサに違わず 道林が 木の上で座禅を組んでいました

その様子を見て 白楽天は 下から「危ない! 危ない!」と 声をかけました
すると 道林和尚はこう答えました
「木の上に座っていても 心に安心を持っておれば 少しも不安は無い たとえ地の上におっても 心に迷いを持つものくらい 危ないものは無い」 と 白楽天は 「なるほど」と肯いたのですが それにしても 変わった坊さんだと思いました

そこで今度は 「仏教とは 何を教えるものか?」 と尋ねました
道林は 「諸悪莫作 衆善奉行 自浄其意 是諸仏教」(悪いことをするな よいことをせよ そうして 自分の心を生まれたままの清らかなものにする これが仏教だ) 
と説きました

そこで白楽天が 「そんなことは 3歳の童子でも知っていることだ」 と言うと 道林和尚は 「3歳の童子これを知るといえども 80歳の老翁 なおこれを行うを得ず」 
と言われました 

白楽天は これを聞いて まなこを開くことができたというのです
若い時 あれほど純粋で 正義を求めていたのに 歳をとるにつれて 穢れ 醜い心になっている自分に 気づかせられたのです
その後白楽天は 道林のもとへしばしば通って 教えを受けるようになりました

この逸話を 私は小学生に よく話してあげました 

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://freesia7.blog10.fc2.com/tb.php/273-4ab37fcb