幼児教育を語るひろば

幼児教育を語るひろば

人間関係

雪深い北陸の山村で 地域の教育・文化活動に尽くされているHさんから メールを頂きました それによると いま 都会から移住してきた児童が 不登校になっているので その対応に 努力なさっている様子でした

頂いたメールをヒントに 不登校児と 人間関係の問題について 触れてみたいと思いました (不登校児の対応に 直接役立つ内容となるかどうか 分かりませんが)

不登校の原因には 色々な問題が絡み合っているため 解決策を見つけるのは大変です ただ原因を追求して行くと 多くの場合 人間関係に行き着きます 人間関係というのは 私たちが生活して行く上で 無視できないものです しかし この言葉を聞くと 「わずらわしい」 「めんどう」 「難しい」 という思いが 先ず頭をよぎります

子どもの立場から この人間関係を見ると なんと言っても 親子間家が 生活の大部分を占めます 幼児期の親子関係は 親が子どもを保護する比重が大きいため 親から子どもへの 一方通行的な関係です ところが 少年・少女期に入ると 子ども自身が だんだん自立してきますから 親主導では 扱えなくなってきます

いつの間にか 「言うことを聞かない」 「扱いにくい」と 親は 愚痴をこぼすようになります そうなると 「放っておけない」という気持ちも 強くなってきます

多くの親は 子どものことを 全て知っていると思い違いしています 教育熱心な親ほど この傾向が強いようです でも本当は 子どもとの 心の行き違いが増えているのです そして 親には 子どもの心の奥が 見えません ですから 「学校へ行くのが第一!」と 親の考えで 子どもの心を押さえてしまうのです そうでなければ 「親子だから いずれ分かるだろう」と 放置してしまいます

不登校になった子どもの 心の奥を推測してみると 次のよぷなことが考えられます もしこれらに問題があれば 自分の気持ちが訴えられずに 「分かってもらえない」という 不満や悩みにになっています

*移住に対する親との考えのずれ (本当は転居したくなかった) 
*環境が予想以上に違っていた (気候・風景・地域・生活・風習・言葉 等)
*学校の様子が違う (規模・通学・校舎・授業・先生・学級・友人 等)

ですから 親は できるだけ冷静に そして客観的に 子どもの心の把握・理解に努める必要があります 大事なことは 子どもの言い分を じっくり聞いて 優しく受け止め 子どもの悩みを共有することです くれぐれも 解決策を 子どもに押し付けないようにしましょう
心が 通い合うのが 親子の人間関係ですから・・・ 心が通い合うようになれば 真の解決策も 必ず見えてきます

次は 地域社会の人たちとの人間関係です 子どもにとって 都会と山村の(農村・漁村も)人間関係は ものすごく違います

都会では 土地にあまり縛られませんが 山村は 定住社会と言ってもよいと思います 都会は いわゆる血縁・地縁関係が薄いのですが 山村は逆です

山村は 血縁・地縁が濃いので こまやかな人間関係が存在します
ところが 都会生活をしていた子どもは こういう人間関係の中で育っていませんから 他人に対しては 先ず警戒し 信用しない習慣が身に付いています
だから都会から移住してきた子どもは 定住社会に なかなか溶け込めません また逆に 都会型の自分を理解してもらうのにも 時間がかかり 悩みます 

新しい人間関係を築くには 地域の人たちに 自分を分かってもらうことが必要です
親がそれを援けてあげると 不登校の子どもの気持ちも ぐっと楽になります
そこで 親は積極的に 隣近所や学校関係者を通して 我が子の情報を提示して 
アピールしましょう 特に地域の子どもたちの 興味・関心と結びつくように工夫します 子どもは 共通点を見つけると すぐ友だちになります

不登校の解決には 子ども同士の人間関係が とても大きな力を持ちます 近隣の大人や 学校の先生の応援も得て 友だちづくりの環境を整えてあげましょう

人間関係の理想の姿は 共に笑い 共に泣くという 共感する関係です 言い換えると 「相手の身になる」 ということです
しかし あまりベッタリくっついた関係は 感心できません それぞれが 自由に思考し 活動する時間が保障される 適当な距離が必要です
そして 時々接触して 刺激し合うのが 常に新鮮な人間関係を保つコツです

豊かな人間関係が 不登校の子どもを救うことを信じますし そう願ってもいます   
  
  

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://freesia7.blog10.fc2.com/tb.php/271-00a18323